晴耕雨読のくらし
わたしは、晴耕雨読のくらしの達人です.
とはいっても、本来の使われ方とは少し違っているかも.
「躁うつ」ということばを、耳にしたことがあるでしょうか.
わたしは、この双極性障害と、かれこれ3年半、
連れ添っているのです.
注: 以下、双極性障害を「躁うつ」と表現します.また、躁とうつの混合状態については省いて説明します.
「うつ」とは?
「うつ」状態に似た経験をお持ちの方は多いかと思います.
朝からずっと体が重く、動けない.
睡眠のリズムは崩れ、食欲も出ない.
なにひとつ、楽しいと思えない.
こうした状態がほぼ毎日、3ヶ月も4ヶ月も続くとしたら、
どうでしょうか.
その間はもちろん、
学校も会社も、そして時間だって、
いつも通り進んでゆくのです.
「躁」とは?
気分が高まり、おしゃべりに.
睡眠時間を削り、朝から晩まで活動できる.
今の自分にはなんでもできる気がする.
この時期にテストがあれば好成績を残せるほど、
ひとことで表すならば「絶好調」の時期.
一見、問題がないようにすら思えます.
しかし、
大きな押し波には、大きな引き波がつきものです.
わたしの「躁うつ」
このサイクルの中で、わたしが最もつらいと感じるのは、
本当の自分が誰なのかわからなくなる
ことでした.
「躁」の自分がエネルギッシュでも、
「うつ」の自分は部屋でうずくまっているのです.
「躁」の自分を努力家だと褒められても、
「うつ」の自分は間違いなく怠け者なのです.
でも、
「躁」の日も「うつ」の日も、
太陽は同じように昇って沈む.
お腹は同じように空くはずだし、
一日は24時間のはず.
なぁんだ、変わっているのは心のお天気だけ.
そんな安心感が、わたしの心をふっと、
軽くしてくれました.
今では、わたしは自分を
晴耕雨読のくらしの達人
と思うことにしています.
心のお天気に合わせて、
くらし方を上手に変えていくだけ.
自分の根本はなにひとつ変わっていないんだ.
そう考えるようになりました.
「躁うつ」と暮らす
そんな晴耕雨読の達人であるわたしも、
最近、日記を書くようになりました.
ルールがひとつだけ、あります.
「躁」「うつ」と書かないこと.
どんなにネガティブな内容でもいい.
でも、
「躁うつ」がそう感じさせているだけなのか、
なにか別の理由があってそう感じているのか、
は自分で整理しておきたい.
この記事を書いている今も、とうとう、
☔️マークの付く日が増えてきました.
…そろそろ本を買い溜めておかないと.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?