スーパースターじゃなくてもいい
オンライン研週も佳境に入っており、グループプレゼンを明日に控えている。
技術を売りにしてる会社に事務系で採用されていることもあり、私はグループワークでの議論についていくことができない場面が結構多い。
議論で生じた疑問点は極力質問するようにしているが、その度にチームのペースを乱しているような気がしてならない。
私なりにアイデアを提案するものの、製品知識を用いて論破されたりすることもあるので、私は常々足手纏いだなあと感じてしまう。
(ちなみにグループのメンバーはとても優しくて、面白い人たちばかりで居心地自体は悪くない)
司会進行もやりつつ、発表もやってくれる人。
アイデア出しの為に、業務時間外にたくさん調べている人。
プレゼン資料を見やすく作ってくれる人。
理解が追いつかずに議論が進もうとした際に、一度整理してくれる人。
役割がある程度確立されていて、とても良いチームだ。
それでも、考えてしまうことがある。
自分は何か貢献しているのだろうか。
15人もいるチームなので、あまり役に立てていないメンバーは私の他にも何人かいる。
彼らは発言権がほとんどなくて、議論の際に空気のような存在感だ。
彼らは私みたいに知識がないのに出しゃばることをせずに沈黙を守っているのだろうか。
それともいいアイデアは浮かんでいるけれど、言い出す勇気がないのだろうか。
どちらにせよグループで活動する上では、メンバー個々人によって貢献度合いが変わってしまうのは仕方がないことだ。
議論で活躍できない私は、どうすればチームに貢献できるかを考え、議事録を作成するようになった。
議論の内容、意見が割れたテーマ、次回に持ち越す議題などをまとめたものをグループに共有した。
それが思いのほか、班員のみんなから喜んでもらえて大袈裟なほど感謝の言葉をもらった。
「マジ助かるわ」「ありがとう」
なんて言われると少しでもチームに貢献できた気がして嬉しい。
そして、自分がこのチームの一員なんだという実感を得られた。
(正直、これまであまり思えていなかった)
スーパースターじゃなくてもいい。
満場一致の正論を言えなくても、みんなのアイデアを上手にまとめれなくても、圧倒的な知識量を披露できなくてもいいんだ。
自分のできることで活躍できればそれでいい。
今できることを一生懸命やっていく。
そうやってできることを増やしていけたらいいなぁ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?