好きなフレーズ集⑤(朝井リョウ)

今回も朝井リョウさん縛りで!

①日々は受動的に流れていく。起きもしない革命を待ちながら。(スペードの3)

②誰もが、自分の中にあるなけなしの表現すべきものをどうにかひねり出している。(もういちど生まれる)

③ ただ、日々が流れていった。初めての経験も、未来への野望も目減りしていく人生は、その分噛まずとも喉を通過していくような滑らかさがあり、その心地よさが奇妙なほどだった。(どうしても生きている)

④ 何かを選んで選んで選び続けて、それを一個ずつ、正しかった選択にしていくしかないんだよ。(武道館)

⑤ 年齢を重ねるにつれて、推せなかったスタンプは増える。選ばなかったほうの人生が顔を出し、後悔に心を支配されるときはいつ何時でも訪れうる。(そしてゆとらなくなった)

⑥ お互いに絶対にウソをつくべきでない、何もかもさらけ出し合えばきっと理解し合えるはずなんていう窮屈な思い込みが、誰かのなけなしの一歩目を踏みにじってる可能性だってあるよ。(ままならないから私とあなた)

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