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ライティング講座その6〜多灯ライティングの物撮り(素人がプロなるための260週の記録)

(第37週)
今週は多灯ライティングによる物撮りにチャレンジでした。被写体は香水の瓶です。
セッティングとしては、後ろからアンブレラ灯でトレーシングペーパーをたてて撮影がベースです。

これだと正面が暗くなってしまうので、正面側からもストロボを当てる必要があります。ライティングをつくるのに今回のポイントは大きく2点あります。

1つ目は今回の被写体は瓶の上部が鏡面になっていて奥と正面の角度が違います。この鏡面の明るさを同じにして一体感のある色味をつくることが必要です。
2つ目は鏡面の明るくするために瓶蓋の赤が光ってしまいます。この瓶の特徴である赤の蓋を鮮やかに見せる。
これが今回のお題です。

まず後ろからのストロボのセッティングを決めていきます。背景紙部分の露出を図り、F11程度に抑えます。
次にフロント側のストロボですが、今回は右手、下方からディフューザーをいれて、白レフ板にバウンスさせて当てててみました。

で、いろいろ試行錯誤して、こちらの状態。

綺麗に正面がわの鏡面が背面とほぼ一旦の明るさになりました。
しかしこれでは、赤い蓋が鮮やかには見えません。
ではどうするかというと、赤い蓋にあたっている余分な光に影をつくっていきます。
たぶん、現状ではPhotoshopなので、マスクをきって露出を下げるなり、再度をあげれば出来上がりですが、今回はすべてアナログで行いました。
やり方は、黒い画用紙で蓋の大きさくらいの円をつくって蓋の後ろから当たっている灯を遮断するというやり方です。
黒い円を竹串に貼って、ちょうどいい位置をみつけたら背景紙貼り付けてできあがり。

モニターの映像なのでわかりづらいかもしれませんが、1枚目にくらべるとだいぶディテールがはっきりした写真になりました。
ただやはりセッティングに30分以上かかり、効率はよいとは言えませんでした。
スタジオで作る灯りとレタッチで対応する部分をあらかじめ、きちんと分けて撮影することが大事だと思います。

修行はまだまだ続きます・・・

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