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80歳老人がつぶやく癌治療いろいろ?

今日は、癌治療について話をしたいです。
末期癌から全部治った人もいます。
多くは癌ですと診断されただけで目の前が真っ暗になりますけど。
私の友人だった永田勝太郎医師は、癌患者の追跡調査をしていました。
彼は、2万人の中に自然に治った人が12人いたと言っていました。

癌治療については、早期発見とか、5年生存率とか、色々言われるけど、
多くの人は、癌ですと言われただけで、気力が失せてしまいます。
なぜなら、標準治療と言われる化学療法が、癌細胞を殺すけど、
それ以上に正常細胞になる種である正常な幹細胞を一掃してしまうので、
よほど体力がある人でないと、標準治療の負担に耐えられないのです。
この意見は、私の意見じゃないよ。
米国の国立衛生研究所が公表している意見です。

私は、漢方医だから癌患者から体力を維持するための処方を頼まれます。
だから、化学療法を中止してはどうかとアドバイスします。
ところが、患者は、化学療法中止は、治療をあきらめろと受け取るのです。
だからヘトヘトになりながらも化学療法を続けます。
体力を失いながらも、化学療法を続けることが、生き続ける意志なのだと言います。標準治療とは、手術、放射線、化学治療のことです。
私は、色んな患者を診てきましたから、人様々だと分かります。
化学療法をやっても、食欲を失うこともなく、元気な人もいます。
化学療法で一気に痩せて行く人もいます。
だから、元気な人は標準治療をやれば良いと思います。
だから、よろよろになっている人は、標準治療を中止した方が良いと思います。

朗報があります。
最近、今までとは全く方向が違う癌治療が出てきました。
これは、すご〜く重要なことです。
ノーベル賞を受賞した本庶佑先生の研究は、すご〜いです。
本庶(ほんじょ)先生の業績は、従来の標準治療とは全く違う方向です。
標準治療が癌細胞を直接殺すことを目的としています。
ところが、本庶先生の方法は、違います。
癌は、人間の免疫力に目隠しをして、免疫の攻撃から逃げます。
生命を守る免疫を働かせるT細胞の表面にPD-1と言う物質が増えると、免疫力が失われると言うことを発見したのが本庶先生です。
そこで、免疫を邪魔している物質を除去すれば、免疫力が生き返ると考え、
免疫に目隠しをするPD -1を解除する薬を作ったのです。
その薬の名前は、オブシーボです。
癌治療の新しい方向の可能性を開いた業績でノーベル賞が授与されました。

本庶先生の業績は、人が本来持っている自然治癒力で回復させる方法です。
自然治癒力で癌を治すのです。
だから、私のような漢方医は、嬉しくなります。
ところが、医療の現場では、本庶先生のオブシーボがいつも効くわけではないと言う意見が続出しました。
オブシーボも薬ですから、間質性肺炎になりやすいとかの副作用が報告されました。
オブシーボがあまりにも高価な薬なので、多くの場合、標準治療で治らない人に試されることも多いようです。
標準治療で死にそうになってから、やっとオブシーボを試すのですね。
それにオブシーボを使って癌が縮小しても再発する例も報告されました。

この現状に、奇跡が起きました。
熊本の赤木純児医師が見つけた貴重な方法です。
赤木医師は、高濃度の水素ガスを長時間吸入させながら、オブシーボを併用すると、PD-1が急激に減少して、免疫力が復活することを発見したのです。
水素を大量に吸入させることでPD-1が減りやすいのだそうです。
オブシーボという薬剤に、水素という副作用が無いガスを合わせる。
これを臨床の経験から発見したのです。
これもすご〜いです。
癌細胞を人の免疫力で消滅させる方法に、人類がたどり着いたのだと思います。
免疫力も、免疫療法という形で無理やりに免疫力を強めると副作用もあります。
そこに水素を合わせることも発見したのです。
素晴らしい発見が続きましたね。

癌患者を観察して、思うことがあります。
人は自分とは何であるかの感覚にいくつかのパターンがあるように思います。
人間をロボットのように、部品でできていて、その部品を修理すれば治ると思っている人がいます。人間を物の塊のように思うのですね。
こういう人は、自然治癒が難しいのではないかと思います。
一方で、人の命は、与えられていて、大自然の力で支えられていると信じている人は、自然治癒があるように思います。

でも、不思議に思うことがあります。
本庶先生が発明した免疫力を生き返らせる薬に、何故副作用があるのか?
その理由は、過剰に免疫のT細胞が働くと、正常な細胞まで傷つけることがあるというのです。本当かな?と疑問に思うのですが、実際に間質性肺炎を起こした人がいるので、そうなんでしょう。
これは、馬に鞭打って走らせているのに似ています。
馬を鞭打つと良く走るのですが、馬もへたばります。
無理やりに免疫細胞を働かせると身体も疲れるのでしょう。
そういう意味で、自然界にある水素を吸って、免疫力を助けられるなら、副作用もありませんね。
ですから、病気の場合、無理やり免疫力を強化する必要もありますが、
病気でないなら、空気の良いところで、深呼吸すれば副作用もないのです。
ハワイに来ると良いですよ。
ホノルルじゃダメでしょう。
ホノルルは、都会です。
ハワイ島の空気は良いですよ。

ハワイにいると大自然に囲まれていると分かります。
マウナケア山の山頂に立ってみてください。
宇宙が地球を作り、
地球が植物を作り、
太陽と水と土から、植物は栄養を作り出して、
すべての動物は、植物のお陰で生きている。
人は、その植物と動物の命で支えられている。
マウナケア山頂に立つと、天界と命が繋がっていることが分かります。
下界に降りてくると、人が作った社会があります。
人が作り出したのは、エゴの物語だけかもしれません。

寝る前に、生命を与えられて生きていることを感謝しましょうね。
ありがとうございますと天界に向かって言いましょう。


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