見出し画像

仕事で成果が出ない人は「分けられない」


こんばんは。
いろいろとあり、しばらく(1ヶ月くらい?)は毎日noteにて仕事をする上でのヒント、生きていく上での僕なりの考え方などを発信していこうと思う。
どこまで続くのかは謎ですが、ぜひ読んでいただいたら応援の意味でシェアや記事のオススメしていただけたら続くモチベーションになりますので、ぜひよろしくお願いします。


今日は「仕事で成果が出ない人へのヒント」です。

今まで多くのビジネスパーソンと仕事をしてきたが、頑張っているのになぜか成果が出ない人にはもったいない1つの特徴が見受けられるな、と思っています。

その1つの特徴は「分けられないこと」です。

例えばですが、
話をする際に「事実」と「意見」を分けられない、「事象」と「課題」を分けられない、2つのレイヤーの異なる問題を分けられない、など分けられないことで正しい問いが立てられていなかったり、有効な解決策が導き出せない場面にたくさん出会います。

よく「解像度が低い、高い」という言葉が使われますが、解像度を上げていくためには、あらゆることを具体的にしていくことです。
そして、物事を具体的にしていくには「分解していく」つまり「分けていく」のが一番の近道になります。
分けられないというのは、解像度が上がっていかないのでやはり結果は出しにくくなります。


例えばですが、
「売上を2倍上げてくれ」と上司から言われた時に、みなさんならどう考えていきますか?

私は面接などの場で上記のような質問をすることがあるのですが、比較的多くの人は「もっと新規開拓を頑張ります」とか「ロープレをして受注率を高めます」というようなふんわりとした回答になってしまいます。
これは売上を構成している要素を「分けられない」からこそ出てくる回答です。

一方、仕事ができる人は上記のような問題に当たった時にこう考えます。
「売上は顧客数と客単価に分けられる。このどちらかを増やすもしくはどちらも増やすことを考えないといけない。顧客数はさらに新規顧客を増やすことと既存顧客の解約を減らすことに分けられ、客単価でいうと...」という具合にどんどん分解、分けられていきます。
ここまで要素が分けられていくとどんな対策をどれだけやればいいかの見当がついてくるので打ち手の精度が上がり、結果的に成果に結び付く行動を取れるようになります。


それだけビジネスパーソンにおいて「分けられる能力」はとても必要なのです。


これは自身のキャリアやスキルアップを考えるにおいても重要です。

例えば、転職活動をする際にあなたの強みはなんですか?と聞かれて「営業力」です、と応えてしまう人は自分の能力や強みについてメタ認知ができていないんだろうな、と感じることが多い。
また多くのキャリア相談を受けていると、自分の強みを応えられない人も多く見受けられます。
メタ認知とはすごく簡単にいうと「自分のことを客観的に理解する力」のことですが、メタ認知能力を高めていくためにも「分けられる」ことは必要だったりするのです。


「私はコミュニケーション力が高い」と言う人に限って、あまりコミュニケーションが上手にできない人に出会うことはありませんか?一方的にたくさん話してくるだけでこちらの話は聞いてくれない、またこちらの感情をあまり察することもなくガンガン自分の話だけしてくる、、、そんな方は周りにいるのではないでしょうか。つまり、その方自身の自己認知と他人の認識がずれてしまっている人です。
これが続くとお互いにいい仕事はできそうなですよね。

これも僕は「分けられていない」ことが問題で起きているのではないかと思います。


この場合、

1、「コミュニケーション力が高い/低い」と「コミュニケーションが取れる」ことは別であること
2、コミュニケーション力とは複数の要素によって成り立っている能力であり、その要素を分けられていない

この2つがどちらかもしくは両方とも「分けられていない」ことで起きているのだと思います。

「コミュニケーション力」という言葉は仕事の場はもちろん、生活をする上でもあらゆる場面で使われる言葉ですが、コミュニケーション力とは?と100人に聞いたら100人とも答えが違うくらいふんわりした言葉だと思います。つまり全く分解されていない、分けられていない言葉の代表なのです。


分けられないからこそ、
上述したように自分のコミュニケーション力をしっかりメタ認知できず、相手に違和感を与えてしまう。コミュニケーションがうまく取れないということが生まれてしまいます。
逆にコミュニケーションが自分がうまくない、と思っていても他人から見たらすごくコミュニケーションが上手な人もいます。これはラッキーな例ですが、どちらの人も「コミュニケーション力」を分けることができ、自分の得意なこと、苦手なシチュエーションが理解できるようになれば、得意なシチュエーションに特化することもできますし、苦手なシチュエーションをさけ、カバーできることもできます。
それによって円滑にコミュニケーションが取れれば、仕事で成果を出すことに直結してくるはずです。

それくらい、仕事で成果を出す上で「分けること」「分解すること」は重要かつ基本的な能力だと思います。
なんか成果が出ないな、優秀だなと思う人と自分が何が違うのだろうと考えている人がいたらぜひ「分解すること」「分けること」が本当にできているか丁寧に考えてみてください。
そして実際に目の前の仕事やお題を「分けてみる」「分解してみる」ことにトライしてみてください。


そんな「分けること」「分解すること」をやることで、自分の得意や苦手をメタ認知し、自分の得意なことで勝負することで成果をあげる仕事術についての書籍が8/27に発売されますので、ぜひ興味持っていただいたら読んでいただければと思います。


Twitterではリモートワーク、働き方や仕事のついてのTipsなどを呟いていますので興味あればぜひフォローください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?