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迷ったら「自分よし、相手よし、地球よし」で決める!

「三方よし」という商いの心得があります。
「買い手よし、売り手よし、世間よし」
近江(現在の滋賀県)に本家を置き、江戸から明治時代にかけて日本各地で活躍した近江商人の経営哲学のひとつです。

そこで地球のおばちゃんもマネしたくなりました。
「自分よし、相手よし、地球よし」
私たちは毎日、選択して生きています。そして迷うことが多々あります。
アンパンにするか、クリームパンにするか・・・
階段にするか、エレベーターにするか・・・
口に出すべきか、出さぬべきか・・・
そんなとき「自分よし、相手よし、地球よし」で決めたらいいかも? とひらめきました。

①自分よし
まずは自分から始めたいです。なぜなら自分が満たされてないと、相手のことを無条件に考えることができないからです。世間には自分の気持ちを抑えて相手に合わせてしまう人、たくさんいると思います。その結果上手くいかないと「やっぱり自分のやりたい方にすればよかった・・」後悔するかも知れません。ですから第1段階は自分にとって「よし」かどうかを判断することにします。

②相手よし
「自分よし」の次は第2段階。相手にも「よし」なところがあるかどうか。もし「相手よし」が無さそうなら「自分よし」の範囲を広げて相手と重なるところを探してみる。少し知恵を絞りだして選択肢を増やすこともできます。

③地球よし
三方よしでは「世間よし」ですが、地球のおばちゃんはやっぱり「地球よし」としたいです。人間以外にも目を向けたい。地球全体をひとつの生命体とします(ガイア理論)。地球には空気、山、川、植物、鉱物、動物、微生物など、多くの生命が関わりあっています。そのような地球を自分の身体に置き換えてみると、骨、内臓、血液、細胞、筋肉、皮膚、細菌など、数えきれないほどの生命が助け合って生かしてくれてます。なので「地球よし」なら、「自分よし」も「相手よし」も含まれているのです。普段は「地球」のことを意識しないので、できるだけ「地球の一員」であることを思い出して選択したいです。

〇3つの割合が大事
3つの合計を10としましょう。自分よし+相手よし+地球よし=10です。しかし0は使いません。最小は1です。なぜなら、「自分と相手と地球に、最低でも1のよしがあるかな?」と考えるからです。

どれかを最大にすると以下のようになります。
自分がしんどい時は【自分8:相手1:地球1】でもいいでしょう。
相手を助けたい時は【自分1:相手8:地球1】になるかも知れません。
そして地球なら【自分1:相手1:地球8】となります。
この割合は時と場合によると思います。

私の例を挙げると・・・
フィットネスクラブのレッスンで、ある会員さんがダンスウェアをくださったのです。親しい間柄ではなく挨拶するぐらいの関係です。「私、太って着られないから良かったら着てみて」と。いきなりで驚きましたが、ありがたく受け取りました。
高級そうな上下お揃いのウェアですが、今まで着たことがないデザインです。自分ではぜったいに買わないジャンル。家で試着すると思ったほど不自然ではなかったけど、「人前で着るのはちょっと恥ずかしいなあ」と思いました。
さあ、どうする。毎週レッスンで会う人なので、1回も着ていかないと失礼にあたります。最善なのは次のレッスンに着ていくことです。
自分よし➡着ない。
相手よし➡次のレッスンに着ていく。
地球よし➡ウェアは地球の物質から作られている。デザインした人、作った人、販売の人、流通の人など。それらが繋がり今、自分の手元にある。そのように想像すると地球が「いっぺん着てみいー」と言ってる気がしてきました。「そうや、今までワンパターンやった。これはチャレンジする機会、次のレッスンに着ていこう!」
割合は【自分1:相手7:地球2】としました。
結果はどうなるか、ひょっとすると割合が変わるかも知れません。

地球のおばちゃんが目指した割合は【自分3:相手3:地球4】です。しかし、自己中になってしまう場面もあり、なかなか難しそう。
できることは「自分を良い状態を保つこと」と行き着きました。
自分のコンディションを整え心も体も元気でいる。無理せず不必要ながまんも避ける。自分の状態をキープできれば、相手や地球のことを視野に入れられる余裕ができると考えました。

「三方よし」の言葉から楽しいことを思いつきました。
お言葉、ありがとうございました!


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