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「価値観」の成り立ちに正面から向き合う


本日で「自己分析」に関する連載3日目です。


前回の記事(♯8自分の「価値観」に詳しくなろう)では、自分の価値観について詳しくなる方法について話しました。


その方法は以下の通り。


①ある場面で自分は何を感じて、どのように行動を移すのか知る

②そしてその理由をひたすら質問攻めする


って感じです。まだお読みじゃない方がいれば、先にそちらから読んでいただいた方が、今回の記事もわかりやすくなると思います!



ほんで今日の本題ですが、「価値観の成り立ちに正面から向き合う」ということについてです!


では早速いきましょう〜!



何が「価値観」を作り上げるのか?

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いきなり結論ですが、自分の「価値観」を作り上げるものは、「今に至るまでの全ての経験」です。


(当たり前のことを最高のドヤ顔で解き放つ)



幼稚園の頃先生に叱られたことも、


小学生の頃たくさんの友達と遊んだことも、


中学生の頃周りと上手い関係性が築けなかったことも、

高校生の頃部活で辛い経験したことも、


何かも全てです。



その全てが自分自身を作り上げています。


(もいっちょドヤ顔)




そして、ここで絶対に忘れてはならないのが、「家族の中でどのように育ったか」という点です。(ここ結構忘れがち)


なぜ「家族」という視点が大事なのか、僕の経験から話します。



「家族」との関わり方が重要な理由

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僕は就活を終えて大学4年生だった頃、友達2人と一緒に就活支援団体をやっていました。


当時、後輩の就活生(主に当時3年生)の自己分析を手伝い、50人くらいの話をみっちり聞ききました。


(そのうち何人かは3回以上やりました)



お金を稼ぐためではないです。

「就活の先輩にお世話になったから、自分も後輩の力になりたい」という想いでやってました。


(なんとただの良いやつ!!!)


そこでわかった事は大きく2つ。



1)親や祖父母などの上の世代からの育てられ方が、自分の価値観の大部分を形成している


2)思い出したくない過去にこそ、自分の価値観の根源が眠っている(これは次の章で説明しやっす)



他にもたくさんありましたが、圧倒的にこの2つが重要であると結論づけました。



まず、「1)親や祖父母などの上の世代からの育てられ方が、自分の価値観の大部分を形成している」について説明します。



もし仮にですが、あなたが小学生の頃算数のテストで0点を取った時に、親は何と言うでしょうか?


ここでわかりやすく比較するために、例を出しますね。


Aくんの親は、「え、あんた0点?学校で何してんの!!今日は遊びに行かないで勉強してなさい!!」と怒鳴りました。


Bさんの親は、「アハハハハ、あんたらしいわ(笑)あなたは絵を描くのが得意なんだから、そっちは誰にも負けちゃいけないよ!」と励ましました。



A君は、「あぁ、僕はなんてバカなやつなんだろ、、遊びたいなぁ、、でも勉強しないとまた怒られる」と思います。


そして、「やるべき事はきちっとやらなければならない」という価値観が芽生えてきます。



一方Bさんは、「だよね!私は絵描きになるんだから、算数が0点でも関係ない!今日もたくさん絵を描こう!」と思います。



そして、「苦手な事は置いておいて、得意なことを伸ばすことが大切」という価値観が芽生えます。




これはとある1日の、とある瞬間を切り取っただけですが、たったこれだけの育てられ方の違いで、大きな価値観の違いが生まれてくるんです。



(くれぐれもですが、どっちが良い悪いの話ではなく、価値観の違いが生まれるということです)





僕が後輩就活生の自己分析相談をしている時には、必ずこの視点を聞くようにしていました。


そうすると面白いことに、「親からの指導方針が、就活に対する考え方」に直結していたんです。



これ、盛り抜きで100%そうでした。



例えばA君のような環境で育った就活生は、「仕事はきちっとこなしたい」「多少環境が悪くても、我慢することが成長のためには必要」みたいな考え方のもと、企業を選んでいました。



一方Bさんのような環境で育った就活生は、「ぶっちゃけ自分のしたくない事はやらない仕事が良い」「本当にやりたいことは何なのか」みたいな考えで、企業を選んでいました。



つまり、「家族の中での育てられ方」が、「今現在の価値観を作り上げている」ということです。



嫌なことほど正面から向き合う

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ほいでもう1つの、「2)思い出したくない(蓋をしている)過去にこそ、自分の価値観の根源が眠っている」について説明します。


ここはちょっとシビアなところです。


僕は50人の就活生の話を聞いていく中でかなり踏みこんだところも聞いていました。


(話してくれた人、ありがとう!)



そんな話を聞いていくと、みんな「思い出したくない過去」を持っていたんです。


例えば、、


・幼い頃に両親が離婚して片親に育てられた
・小学生の頃にいじめにあっていた
・大切にしていた家族が亡くなった


など、仲の良い友達にも言いづらいような経験です。


大半の方はこのような経験が少なからずあると思います。


(もちろん僕にもあります)


そして、それらの出来事の記憶は、時間の経過と共に徐々に薄れていくんです。


いや、薄れるというよりも「自分で蓋をして見ないようにしている」の方が表現としては合ってるかもしれません。


ただ、ここでお伝えしたいのは、「その蓋を開けると、自分の価値観を形成する根源」が見えてくるということなんです。



例えば、僕は高校生の頃、不意に授業中とかに涙が出てきそうになることがありました。


(本当に辛かった、、、)


端的に言えば、「自分で挑戦したことが上手くいかなかった」ということが原因です。

(長くなるので詳細は割愛)



ここの記憶って思い出したくないし、正直このnoteの記事にも書きたくないくらい(笑)


でも、ここから目を背けると本当の意味で自分の価値観を理解できないし、いつまで経っても前に進むことはできません。


僕は就活生の時にここの蓋を無理矢理こじ開けて、自己分析をした結果、自分の価値観を根源から理解できたように思います。


ぼくは「人の悪口を言わない」ということを決めていますが、それは思い出したくない過去に向き合ったからこそ生まれた、僕なりの取り決めです。


もし、自分の過去に向き合っていなければ、もしかしたら簡単に人の傷つくことを言ってしまう人間になっていたかもしれません。


過去は辛かったかもしれないし、その過去の“出来事”を変えることはできない。


でも、その“出来事“の“解釈”を変えることは、いかようにもできるんです!!


(かっこいい!!自画自賛!)



蓋を開けて、真正面から嫌な過去から向き合うと、「なんで今自分はこのような行動したのだろう?」が見えてきます。


つまり、かなり精度の高い「自己分析」ができるということなんです。



ここはやってみないとその実感は得られないと思うので、まずはやってみることが大事!!


ってなわけで、最後にちょこっと方法をお伝えして終わりますね。



「価値観」の成り立ちを探る方法

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ここまで以下の2つについて説明してきました。


1)親や祖父母などの上の世代からの育てられ方が、価値観の大部分を形成している

2)思い出したくない過去にこそ、自分の価値観の根源が眠っている(これは次の章で説明しやっす)



ほんで、じゃあどうやってここを探るのか。


その答えは、、、


「人に話そう!!!!」


(え!?!?!?!?(°_°))

(ここにきてまさかの手抜き???)


っぽく見えますが、

正直これが一番良いので最大にオススメします(笑)


(そうは言っても、自己分析の方法論について色々と良いものはあるので、それはまた今度書きますね)



何が必要かと言うと、、、

・自分の心の準備

・信頼できる家族(友達)


のみでOKっす!!



例えばまずは親とか兄弟にこうやって聞いてみてください。


「私って、幼い頃どんな感じだった?」


これくらいの気軽さでいいんです。

変にかしこまると、相手も話しづらかったり、そもそも恥ずいと思うので(笑)


ただ、家族はすごいです。自分よりも自分を知っています。


僕も恥ずかしながら勇気を出して親に聞いてみたら、自分すら忘れている出来事を覚えていました。


さらに、「小学校くらいはこんな性格で、中学に入るとこんな感じになって、、、」のように、人柄の変遷?(笑)みたいなものも分かりました。


これまじですごいっす、本当に!!(ほんとに!!)


「幼い頃どんなんだった?」のひとことを皮切りに、どんどん質問をしていくだけという、超絶簡単な方法です。


話が弾んでくると、「あ、そういやこんなこともあった」みたいに、記憶が芋づる式で引きずりだされます。


そのループに入ったら、もう最高です!!


じゃんじゃん自分の過去について深堀りできます。



「本気で自己分析したい!!」

と思っているのであれば、これはとんでもなくオススメです!!


僕が試した方法の中でも1位、2位を争うくらい最強の方法です。


ぜひやってみてください(^^)



次回は、「自己分析において、“当たり前を疑うこと”と“どこの町で生まれ育ったか”はかなり重要」というテーマで話していきたいと思います。


最後までありがとうございましたー!

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