自己分析の「終着点」と「目的」はなに?
自己分析に関する連載7日目。
「結局、自己分析ってどこまで何をすればいいんだ?」
っていう疑問って自己分析をしている人からすると、あるあるだと思います(笑)
逆に自己分析をしていない人からすると、
「自己分析ってなんのためにするの?」
と思っている人も少なくないと思います。
そんなこんなで、今回の記事では、大きく以下の2点についてお伝えしていきたいと思います。
1)自己分析のゴールはどこにあるのか
2)自己分析は何の役に立つのか
それではいきまっっす!!
自己分析のゴールについて
早速結論ですが、自己分析にゴールはありません。
(なにっ!?!?!?)
理由はシンプルで「毎日を生きている」からです。
自己分析って、「過去の経験」から自分ってこんな性格だよなあとか、判断しますよね。
つまり、今日は明日になれば「過去」になるので、自己分析って何歳まででも深めることができるんです。
ただ、そうは言っても「何を目指して自己分析をすれば良いのか」が分かっていないと、やる気が失せていっちゃいます。(笑)
次の章では、「自己分析は何を目指せば良いのか」について話していきます。
価値観を作った原体験に辿り着くこと
早速答えですが、「自分の価値観を作った原体験に辿り着くこと」が自己分析の目指すものだと思います。
どういう事なのか、例を使って説明しますね。
とある学生Aさんは自己分析をした結果、以下の2つのような価値観を持っていることを発見しました。
※「価値観を知る」という方法についてはこちらで解説しています→『♯7 コロナ時代にこそ「自己分析」をしよう』
1)日頃の生活のような場から、常に自分にとってプラスに働く事を吸収しようという向上心が強く、自分の力でチャンスを掴みにいける。
2)仲間と共感することや共有することは楽しくて幸せである。
当然のことですが、Aさんはこの世に生まれた瞬間からこの2つの価値観を持っていたわけではないですよね。
今日に至るまでの人生の中で、数々の出来事を経てこの価値観が生まれたんです。
嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、悔しかったこと、喜んだこと、寂しかったこと、上手くいったこと、辛かったこと、、、
数えきれない程の出来事があり、数えきれないくらい感情が動き、
そして、自分なりの考え方が生まれるわけです。
自分の価値観を作り上げた原体験に辿り着くと、「なるほど、だから自分はこんな考え方だったのか」と納得感を得られます。
ここで得られる納得感は、正直感動するくらいの爽快感があります(笑)
(占い師に自分しか知らない過去を当てられた時の感覚に近いんですかね?)
ここまで自分と向き合って、価値観を作り上げた原体験までわかれば、自分のことをかなり深くまで理解することができるんです。
でも、そこまでして何の意味があるの?
という人も多いかもしれません。
なので、次の章から解説していきます!!
自己分析が何の役に立つのか
結論は、「自分の幸せのため」です。
なんのこっちゃら?と思うかもしれませんが、これは絶対的に間違いないと思います。
ただ我々は「自己分析」という言葉に出会うのは、基本就活生の頃です。
そのため、就活生は「自己分析」の目的を以下のように捉えています。
(もちろん過去の僕もそうでした)
・自己分析によって志望業界を見極める
・面接官からのどんな質問に対しても答えられるようにする
つまり、自己分析は「企業選び」と「面接対策」のためにするものとして認識されています。
いや、もちろんこれ自体は、本当にその通りなんです。
でももっと深いレベルで考えて欲しいです。
例えば、以下の質問に対してどんな答えが出てきますでしょうか?
・なぜ、自分の志望業界を見極めたいのか?
・なぜ、面接官の質問に対して答えられるようにしたいのか?
・なぜ、自分のやりたいことを見つけたいのか?
・なぜ、ESを通過したいのか?
きっと答えは、「第1志望の企業に入社するため」だと思います。
ここでもう1つ質問です。
「なぜあなたは第1志望の企業に入社したいのでしょうか?」
色々な答えがあるかと思いますが、抽象的にまとめると「自分の理想の人生、幸せな人生を手に入れるため」に行き着くのではないでしょうか?
そう、「自己分析」は「自分が幸せになる」という目的を達成するための、最強の「手段」なんです。
にもかかわらず、「就活という枠組み」「転職という枠組み」の中で考えてしまうので、
「面接対策や企業選びのための手段」に成り下がってしまうわけです。
(過去の僕もそうです、、、)
これはちょーーーーもったいない!!!!
就職や転職で悩んでいる方、仕事を辞めようか悩んでいる方に伝えたいことは以下の通り。
「今置かれている自分の状況の常識とかを全部取っ払ってみて!」
「そして、自分って何をしていれば幸せなんだっけ?って考えてみて!」
この2つです!!
ちなみに「枠組みを外して考える方法」について、過去に記事にしていますので、読んでみてください→『♯10「当たり前を疑う」自己分析の手順解説』
今日はこんなところで。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
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