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#みえる化&Excel

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見える化に関連する記事。ほかにも、ExcelやBIツール、あるいは見える化したあとのデータ活用なども、幅広に書いていきます。
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記事一覧

【不定期連載】 #在宅勤務制度 始まったので、5年6ヶ月ほど使ってみて、歩数の見える化を通じてデータ活用を考えた件

はじめにこのシリーズは、全社員対象の在宅勤務制度が利用可能になったある企業のサラリーマンが使ってみた結果を不定期に書いていくシリーズです。 これまでのシリーズは以下の通りです。 3ヶ月使ってみた 4ヶ月使ってみた 6ヶ月使ってみた 2年使ってみた 2年6ヶ月使ってみた 3年使ってみた 3年6ヶ月使ってみた 4年3ヶ月使ってみた 5年1ヶ月使ってみた 5年6ヶ月使ってみた(今ここ) 正直なところ、最初は「在宅勤務制度を使ってみてどう思ったか」という所感を

【不定期連載】 #在宅勤務制度 始まったので、5年1ヶ月ほど使ってみて、歩数の変化を見える化している件

はじめにこのシリーズは、全社員対象の在宅勤務制度が利用可能になったある企業のサラリーマンが使ってみた結果を不定期に書いていくシリーズです。 これまでのシリーズは以下の通りです。 3ヶ月使ってみた 4ヶ月使ってみた 6ヶ月使ってみた 2年使ってみた 2年6ヶ月使ってみた 3年使ってみた 3年6ヶ月使ってみた 4年3ヶ月使ってみた 5年1ヶ月使ってみた(今ここ) 5年1ヶ月の「歩数」グラフまずは、シンプルに「その月に歩いた歩数」を出力します。 これを見ると

これまでnoteに書いた記事をMeCabとPythonとWordCloudでまとめてみた

はじめに今回はGWということで、ここまで書いてきた記事の振り返りという意味も込めて、ここまで書いた記事をWordCloudでまとめてみることにしました。 やりかたテキストを用意 まず、自分のnote記事をローカルにダウンロードします。 noteの場合、自分の「記事」のページに入ると「エクスポート」できるのでこれを利用します。 落としてみると、ご覧の通りXMLになっているので、余計なタグを置換で取り除くのがよいです。 形態素解析エンジンMeCab 次に形態素解析を行

DXをするのにExcelが欠かせない(かもしれない)

はじめに前回、以下のような記事を書きました。 そもそもの課題意識として「DXを阻むのはExcelだ!」と言っている人たちが多いけど 「Excelを何のために使っているか?」という定義がバラバラなのでは? と思っております。前回は、入力→処理→出力のすべてでExcelが使われるパターンがあるということを示しましたが、今回はもう少し根深い問題である 入力→処理→出力のI/F(インタフェース)にExcelを使っている というパターンについても考えていきます。 I/Fとは

Excelをどこに使っているの?

はじめに以下の記事では「DXを阻むのはExcelだ!」といった趣旨の内容が書かれています。 これは上の記事だけでなく、検索エンジンで「脱Excel DX」あたりで検索すれば無数にヒットします。「Excelを使うのを止めて、ローコード・ノーコードツールにしよう!」という結論になりがちな気がします。 一方で「いや、Excelを使わないと仕事にならない!」という意見も出て、両者が対立、場合によっては議論が炎上することもあります。しかし、そもそも突き詰めてみると、 「Excel

ChatGPTを使ったら、資料を作らなくてよくなった話

はじめにChatGPTに関する記事が毎日のように書かれています。私もすでにいくつも投稿しております。 このnote上にも無数のChatGPTに関する記事があるし、またそもそもnote自体が記事作成にAIを使える状態になっているしということで、もはや何らかの文章を書く際には「ChatGPTを使う方が良いか?使わない方が良いか?」というレベルはもうとうに過ぎていて どうやって使うのが良いか?というベストプラクティスの探索段階 に来ていると感じています。そこで今回は「業務で使

【不定期連載】 #在宅勤務制度 始まったので、4年3ヶ月ほど使ってみて、歩数の変化を見える化している経過

はじめにこのシリーズは、全社員対象の在宅勤務制度が利用可能になったある企業のサラリーマンが使ってみた結果を不定期に書いていくシリーズです。 3ヶ月使ってみた 4ヶ月使ってみた 6ヶ月使ってみた 2年使ってみた 2年6ヶ月使ってみた 3年使ってみた 3年6ヶ月使ってみた 4年3ヶ月使ってみた(今ここ) 見える化の結果これまでと同じように、出社日数と平均歩数の相関を見える化してみます。 正直言って3年6ヶ月の時のグラフと見比べてもほとんど差がありません。3年6

見える化が役に立たないのは想定ユーザを間違えているから

はじめにこちらのnoteでは、これまでも製造現場のデジタル化に関する様々な記事を投稿をしてまいりました。たとえば、工場のステークホルダーに関する記事は、おかげさまで課金までいただいた好評記事となっております。 工場のデジタル化としてまず取り組まれることと言えば「設備の見える化」が多いとされています。とはいえ、それを本当に使いこなせているか? そこから先の「DX=変革」につなげられている現場はどのくらいあるのでしょうか? 今回は、「設備の見える化」について、その位置づけを整

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「Excelの管理を脱却するにはノーコード環境」←本当?

はじめに前回、Excel自動化のおススメはPythonという記事を書きました。 とにかく、「時間をかけたらできるけど、誰がやっても同じで、単調な仕事」を簡単に片づけることが生産性向上の第一歩です。 一方、「プログラミングは難しい」と考える方が非常に多いようで、特に最近のDX人材育成(特に社会人用・事務系人材向け)に関しては、ローコード・ノーコード開発の支援環境を提案しているところが目立つようになってきました。 色々な記事を見る限り、心理的負荷=すなわち「プログラミング言

展示会場と工場内では、見える化画面の「見え方」は全然違う

はじめに秋の展示会のシーズンになってまいりました。展示会では「工場現場でも使える『見える化画面』」がいくつも展示されています。 ただ、本当にこれらの見える化画面は、本当に「現場でも見やすい」のでしょうか?  今回は主に明るさの観点から、見やすいかどうかというお話を書いていこうと思います。 明るさの単位についてそもそも、「明るさ」にはいくつかの単位があります。 特に、「部屋の明るさ、工場の明るさ」について議論したい場合は、「照度 (lx)」に注目します。 工場における照

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ExcelをPythonに「喰わせて」ラクしよう!

はじめに突然ですが、皆さんは、どんな業務だとやる気を削がれるでしょうか?(「仕事は常につまらないよ」という声もありそうですが…) つまらない仕事の一つに 時間をかけたらできるけど、誰がやっても同じで、単調な仕事 があると思います。結局のところ、そのような業務が企業の平和な日常を支えているわけですが、つまらない仕事と言えばつまらない仕事なわけです。 今回はそんなつまらない仕事を、いかにラクにすませるか?を考えていきたいと思います。 つまらない仕事しかない「ゆるブラック

Excelがアイデアの書き出しツールに向かないわけ

はじめによく、打ち合わせとかでアイデアを書き出す時にExcelを開いて書き出す人がいませんか? しかし、Excelはアイデアを書き出すためには向かないソフトです。それは、「Excelというソフトが悪い」というより、そもそも 「表形式でアイデアを書き出す」という行為が良くない のです。今回はその点について書いていこうと思います。 表形式のデータ構造=テーブルExcelは行と列の2次元でデータを格納します。ちなみに、このような「レコード(行)」と「カラム(列)」から成るよう

現場が求めているものは「データ活用が進むデータ」

はじめに今や、どの企業でもDX人材育成・AI人材育成を進めようと必死です。人材育成の責任者ほど、「どんな教育が良いか?」「与えられた予算の中でどんな教育が実現できるのか?」などに頭を悩ませていることでしょう。しかし、ここで行われている教育は、果たして現場に求められているものになっているのでしょうか? 今回は、実際に研修を受けたある現場社員の声を通じて、現場が本当に求めているものについて書いていこうと思います。 研修を受けたある現場社員の声「デジタルリテラシーの高い社員を選

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ネ申Excel(カミエクセル)を排除しないとDXは実現しない

はじめに仕事でExcelを使う人は非常に多いですが、日本の仕事において「Excelを表計算ソフトとして利用している人」は果たしてそのうちの何割くらいなのでしょうか? このnoteでは、そのような記事をずっと書いてきております。 実は、このように主張する人は私だけではありません。こういうExcelを ネ申Excel(カミエクセル) と呼ぶ人もいます。「神」などと呼称されますが、とんでもない、ネ申Excelは企業内のデータ活用を妨げる存在です。DXという文脈で言うならば、

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