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「・・・よし!本日はここまで!」 ここは都の外れ鞍馬山の山中、薄暗くなり始めた夕暮れの中…
「あに様ぁ!お帰りなさぁい!」 北条時政が源頼朝を自領に引き取って数日後、時政邸にある青…
「それでは儂はこれより伊東祐親殿の元へ参る。お前達は先んじて我が領へ戻っておれ。」 京か…
「ただいま戻りましたあああぁぁぁっ!」 政子が宿舎の玄関に入り、大きな声で挨拶をしました…
「な、なんと!!都へ上洛せよと!?」 ここは伊豆国の北条時政邸、政子の住む屋敷である。 そ…
「・・・兄者、兄者は大馬鹿野郎だ。・・・あれほど清盛を信用するなと忠告したのに。」 都で…
「・・・く、熊?」 伊豆の豪族、北条時政の娘、政子は3歳になっていました。 いつものように屋敷近くの山中を駆け回っていると、草むらにうずくまる全身茶色の大きな生き物に出会いました。 おかっぱの少女は足下に落ちていた木の枝を拾って、その生き物をツンツンと突きだした。 「・・・う・・・ん、・・・何だ?・・・何をする。」 その生き物は力無く、そう人間の言葉で話した。 「おっ?熊が喋った!」 政子が嬉しそうに叫ぶと 「・・・熊じゃ無い、俺は人間だ。」 弱々しくそう答える。 よく見ると
「おお!清盛ではないか!・・・それに重盛殿も。此度の戦での武者ぶりお見事でしたぞ!」 先…
「親父殿おおおっ!!・・・親父殿はいずこにおわすうううっ!?」 暗闇の中、無数の刀剣が火…