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あってないようなものが金利?だった?

現時点の金利は?

ここまで長らくマイナス金利で来ていた長期金利が上がり、一時0.725%まで上昇しました。
これは10年前の水準にまで上昇したそうです。

この金利上昇の影響をもろに受けるのが銀行です。

例えば預金の金利は上がっています。
例えば、10年の大口定期預金(1000万円以上)の金利が、この8月で0.009%。
昨年の3月が0.002%でしたから、4倍強です。(と言っても、たかが・・・ですけど)
銀行によっては、桁違いの金利を打ち出しているところもあります。

また、メガバンクとネット銀行の金利の比較がよくされているのを見ると、現状の金利では、1年定期預金金利では、メガバンクは0.002%に対しネット銀行は0.2%と100倍の差です。

長期金利と短期金利

ですが、ここまではあくまでも長期金利の話です。
ちなみに、長期金利とは、期間が1年以上ある金融取引に適用される金利のことです。
短期金利は、1年以下の取引に使われる金利です。

短期金利が上がってくると、長期金利も引きずられて上昇し、これが住宅ローンや借入の際の金利に影響してきます。

しかも、追随率というものがあり、例えば短期金利が1%上がったとしても、預金金利は0.35%しか上がらないのが現状のようです。

とはいえ、今までは金利はないものとして捉えがちだったと思うのですが、今後は、やはり金利は上がってくるものと想定しておいた方が良いというのが今回のお話です。

金利の影響は?

例えば、貸出の金利も増えてくると、中小企業の倒産増加が懸念されています。

もちろん、家計にも影響してくるでしょう。
特に、住宅ローンも変わってくるという心配があります。

住宅ローンには、固定型と変動型があるのはご存知だと思います。
固定型は長期金利に連動し、変動型は短期金利(=政策金利)に連動します。

特に変動型は日銀が政策金利を上げない限りは、今の水準が続くと思われます。
日銀はまだ当分は、金利を上げる段階ではないという判断をしていますから、当分はこのままという見方をしているようです。

したがって、もし住宅ローンを組んでいる方で変動型の方は、慌てて固定型に変える必要もないだろう、と色々なメディアでも言われています。

とにかく、日銀の動向に注目しておきましょう。

#金利 #銀行#預金金利#日銀

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