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[197]夫婦は横の関係で

〈前回のおさらい〉

食べ物の好き・嫌いについて
お話しました。
お子さんの嫌いな食べ物をどうやって食べさせるかということよりも
いかに楽しい食卓にするかを考えるようにしたいです。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今回のテーマは
「夫婦関係?」です。

なぜ「?」が付いているのでしょうね。
それはまあ置いておいて、
ついにアンタッチャブルな部分に触れていきます。

夫婦って、どちらが上とか下とか無いですよね。
つまりは横の関係です。

どちらかが、どちらかの上に立とう
従わせてやろうとした瞬間に
夫婦関係は縦の関係になります。

アドラー心理学では、夫婦はもちろんどんな人間関係でも
それこそ生徒と先生でも、子と親でも、上司と部下でも
横の関係であるべきだと唱えています。

横の関係といっても、
敬語は使わなくてもいいとか
無礼講でもいいとか、
そういうことではありません。

年上の方を人生の先輩として敬うとか
何かを教えていただく際の謙虚さだとかは
もちろん人として必要なこと。

横の関係とは、お互いを認め合いながら
2人で共通の答えを導き出すことです。

例えば、子育てのことを夫婦で話し合う時。

お互いに意見をぶつけ合うのではなく、
パートナーの考えを一旦受け止めてから
意見があれば言うことを心がけましょう。

夫婦共働きでお互い忙しくしている場合、
そんな日常の中で、
奥様の方が子どもと接する時間が長ければ
奥様の考えをまず優先して聞くことが大事です。

奥様の言うことが正しい、とか
間違っているということではなく、
奥様の考えをひたすら聞くのです。

その考えを一旦受け止めて欲しいのです。

その際に気をつけなければいけないことがあります。

それは
「ジャッジしない」
ということです。

つまり、
正しい、間違っている、
の判断をせず
ただ受け止めるのです。

「なるほど、そう考えているんだね」

そうやって、心のスポンジで奥様の言葉を
そっと受け止めましょう。
(逆の立場でもそうですよ)

そしてもう1つ、気に留めておきたいことがあります。

それは、丁寧に言葉を使うということです。

例えば
「お前」ではなく、
名前で呼ぶ。

「金(かね)」ではなく、
「お金(おかね)」

「メシを食う」ではなく、
「ご飯を食べる」

そうやって、丁寧な言葉を使うことにより
相手にはソフトに、丁寧に気持ちが伝わります。

感情が昂ぶってしまうと
ついつい言葉も乱暴になってしまいがち。

でも、夫婦関係は横の関係。
ということを意識していれば
自ずとどう接していけばいいか分かってくると思います。

そういう両親の姿を見せることが
子どもにとって、学びになります。

ジャッジをしない
丁寧に言葉を扱う

ぜひ意識してみてください。





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