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[332]じっくり対話を重ねる

〈前回のおさらい〉

見知らぬ赤ちゃんに会ったときの幸せな気持ちを
ボクなりにお伝えしました。

また、赤ちゃんだけではなく、
そのご両親の満たされている気持ちも
周囲の我々にも伝わってきますね。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今回のテーマは
「コミュニケーション」
です。

このメルマガ自体が、親子のコミュニケーションについて
お伝えしているようなものなのですが、
今回は少し違う視点から見てみようと思います。

コミュニケーションの目的とは一体なんでしょうか。

少し考えてみて欲しいと思います。

考えましたか?(笑)

いろいろな考え方があるとは思うのですが
一つの方向性として、このメルマガではお馴染みの
アドラー心理学からその答えを導き出してみたいと思います。

コミュニケーションの最終的な目的とは
「合意の形成」
だと、アドラー心理学では伝えています。

「意志の伝達」という人もいるかもしれません。

でも意志の伝達は、コミュニケーションの入り口に過ぎないと
いいます。

伝えただけでは、伝わったかどうかは分かりません。

伝えた側は、伝えたから伝わっているだろうと
思い込んではいるものの
伝えらえた側は、間違って捉えていたり、
または、そもそも受け入れていないこともあるかもしれません。

したがって、伝えたい内容が正しく伝えられ、
正しく理解され、一定の合意を取り付けることが
コミュニケーションの最大・最終の目的となるのです。

では、伝えることが億劫になったり
または、言葉で伝えることを諦めたりした人が取る
最終手段はどんなことでしょうか。

それが「暴力」です。

暴力は、道徳的にも、人間的にも
最低で安直で未熟なコミュニケーション手段です。

実際に、手を出していなくても
言葉を荒げたり、机を叩いたり、物を投げたりすることも
暴力的な行為だと言わざるを得ません。

また、「無視」も実はこの類に入ってくるような気がします。

そうやって、相手に対して威圧的・高圧的に接しながら
力でねじ伏せて、無理やり分らせようとすることは
コミュニケーションを諦めたということにもなります。

どんなに、難解なことであっても
面倒くさがらずに、粘り強く
分かってもらえるまで何度でも
相手と対峙しながら
理解しあえるまで対話を重ねる。

それがコミュニケーションです。

子どもがなかなか理解してくれなくて困る
そういう親御さんも多いと思います。

でも、そんな時でも
怒らずに、粘り強く接していけば
いつか必ず子どもは分かってくれるはずです。

いやもしかしたら、
もうすでに分かってくれているのかもしれませんよ。

そのお子さんの本当の気持ちを引き出してあげること。
それもコミュニケーションですね。

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