知らないと怖いカードのお話

普段は何気に使っているカードですが、
考えればいつの間にか、たまってたりなんかしますよね。

しかしながらそれぞれのカードに
「役割」を持たせてございますから、
財布はかさばっているのでございますが、
譲れないわけでございます

あたしが持ってるのは、
メインバンクとサブバンクのキャッシュカード。
インターネット決済するために、
そっち系のクレジットカードになっています。
これはメインバンクとリンクさせております。
財布代わりに結構働きますので、
ポイントが大きく付く某カードを使っております。

　また、サブバンクのキャッシュカードは
クレジットカードの機能もございまして、
現金の手持ちがない臨時の立て替えや、
出張などの旅費決済をすべてこっちで行っております。

　もう一つはガソリンが決済時に割引になる、
某石油会社のカード。これもメインバンクとリンクしており、
あたしの収入はすべてメインバンクに振り込まれますから、
言ってみれば「銀行のＡＴＭ」に行く手間を省いている形になりますな。

と、ざっとこういう使い方をしておるのですが、
あるところから、それだと出し入れが煩雑になるようですから、
「リボルビング」してはいかがですか？
ということを言われたんですよ。

へ？リボルビングってなんだや？　(・△・？）

その時あたしゃ何のことか、さっぱり解らなかったんですが、
「リボ払い」とか「あとリボ」なんて、ＣＭでやってましたから、
分割払いのことかと思ってしまったわけですよ。 　
ところがさにあらずなんで、そもそもリボ払いというのは、
毎月あらかじめ指定した一定額を
返済してゆく方式なんでございます。　

　回数指定の分割払だと、
それぞれ「何回払い」みたいなもので
支払金額を決めて行くんですが、
リボ払いでは残高全体について毎月、
一定の金額を返済することによって
合計残高を減らしてゆく方式なんです。

　ですから、そのある方は、
「毎月違った額で面倒でしょうから、
一定金額が毎月引き落とされる方式の方が、
めんどくさくなくて便利ですよ～」

　と、言っているわけなんです。
なるほど、確かにそれなら
「毎月一定の金額を入れるので解りやすい！v(￣∇￣)v」
となるのを「ご提案」されたわけなんですな。
うん、なんと親切な人なんだろう・・・・ 。

一見便利なシステムだけれど・・

　まぁ、確かに月々の買い物は不定だし、
どのくらいいれときゃいいか解りませんから、
いっそのこと毎月5000円なり1万円なり、
「定額」で引き落とされるんだったら、
カードの支払いも計画的にできそうで、
なんか楽だね(*｀∇´*）と考えがちになりますな。

ところが、一見便利そうなんですが、
注意せにゃならん点がいくつか見えてきました。
また、なんでカード会社や消費者金融会社が
「リボ払い」を推奨するのか、
そのカラクリも何となく調べると解ってきました。

リボルビング払いは大きく分けて
定額方式、定率方式、残高スライド方式に分類されます。
それぞれの解説はまたの機会にいたしとうございますが、
いずれにせよ、「借金するお手軽感」を
煽っているような気がするのでございます。

というのはですね、このリボ払いにすると、
どんなにカードで買い物しても、
毎月「一定の支払金額」になると言う仕組みなのです。
ですから一見、毎月計画的に
返済できるメリットがあるようにも思えます。
まぁ、考え方は様々ですから、これはこれでいいでしょう。
確かに便利ではございます。

借金がいつまでも減らないから、残高に実効利子が発生する

しかしながら、これって考えようによっては、
「いつまでも返済させない」仕掛けのような
気がしてならないわけですな。

なぜなら、たとえば
月々のリボルビングを5000円に指定したとしましょう。
で、ある月に6000円カードを使っても5000円分しか返済しません。
つまり、残りの1000円は翌月の返済額にまわされてしまう
というような仕組みなのです。

　問題はここからです。
このようになにがしかでも「借金」を残しておかせる事が、
これらコーポレーションの方々の狙いなんですな。
というのは、「手数料」という新技なんでございます。

建前は「お預かりさせていただく経費」というものですが、
これこそ本当の「不労所得」なんでございます。
しかも、できるだけ支払いを残してくれたほうが都合がいいという、
一見親切に見えるカラクリが実は曲者なのですなぁ。