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スイスの話し言葉には、ルールがない?

こんにちは。
みなさんは、スイスと聞くと
どんなイメージがありますか?
綺麗な山々や中立国家というような
想像をされるのではないかと思います。

私は、いまドイツ語を学ぶために
色んな方とタンデムをしています。

タンデムとは、学びたい言語をお互いに教え合うパートナーのようなものです。
例えば、日本語を学びたいドイツ人に、私はドイツ語を習い、私が日本語を教えてあげるという感じです。

そのタンデムのお相手に
スイス出身の方がいます。
スイスは、公用語として
ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語が定められています。
しかし、多くの場合、小学校から
ドイツ語の読み書きを学ぶそうです。
ですので、多くのスイス人は
ドイツ語を使います。

しかし!
日常的に話している言葉は、ドイツ語ではありません。
スイスドイツ語といわれるものです。
ですので、ドイツ人はスイス人が話すドイツ語をほとんど理解できません。

そして、この記事の題名にもなっていますが
話し言葉のスイスドイツ語を書く場合には
明確なルールがありません。

どういうことか、もう少し説明しますね。

例えば、LINEやその他のSNSでのやり取りを
想像してください。
みなさんは、お友達とそうしたツールで
コミュニケーションを取るときは
話し言葉で書きますよね。
そして、書き言葉になったとしても
文字が人によって変わることはないはずです。

私のタンデムのお相手が送ってくれた
例文をお見せします。
まずドイツ語で、君はいいね!と書くと
Du bist gut!
です。
そしてスイスドイツ語だと
Du bisch guet!
または
Du bish guet!
というように、少しアルファベットがちがっています。
bistをbischかbishのどちらでも良く
特にルールはありません。

日本語で考えるなら
私は〜
というのを
「あたし」と書いたり、「わたし」と書いたりしても通じるというような感覚かなと思います。
そう考えるとあまり驚くことはないかもしれません。

スイス人にとっては
敬語や丁寧語はドイツ語で
いつも話すスイスドイツ語は方言みたいなものなのかもしれません。

この世界には、そもそも文字がない文化の言語もあります。

改めて、言語の奥深さを感じました。

アプリ紹介になってしまいますが
「Tandem(タンデム)」というアプリは
気軽に言語学習を一緒にできる相手を探せるアプリになります。

課金しなくても、無料で十分楽しむことができます。

これのおかげで、海外のお友達も探すことができました。
もしよかったら、皆さんも使ってみて下さい!

パソコンでも、スマホでも使えます!


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