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即興2人芝居WS 中級コース 20230601 - 木曜クラス


◆内容◆
60分間の即興2人芝居を行なうためのワークショップ
中級コース

◆参加者◆
男性2
女性2
合計4名

◆内容◆
 ●初級コースの復習
 ●中級コースでやる事の説明


中級コースが始まった。
木曜日クラス。

久しぶりの顔もあり、初級コースの復習から行なう事になった。

●初級コースの復習●
初級コースで学んだ事をどんなに小さい事でも構わないので口々に出してもらう。結果、下記の項目が並んだ。
 ・関係性をなるべく早く出す
 ・正当化 Lv2
 ・POV (= Point Of View)
 ・「CORE」の概念
 ・ホームとアウェーの概念
 ・20seconds (間)
 ・相手役にアンテナ全開
英字が並び少し頭が良さそうに見えてぼくは満足した。

次はぼくが、中級コースで行なう予定の項目をズラリと書き並べていく。
と言ってもリスト化されたところで受講者はどうすればよいかわからないだろう。
これはまぁ「僕だっていろいろ考えているんですよ」というパフォーマンスである。政治家で言うところのマニフェストだ。言った事を忘れてしまうところも政治家によく似ている。

●エアアクション
中級コース参加希望者にはあらかじめ2つの宿題を出していた。
そのうちの1つ。
「500mlの未開封の水のペットボトルを持ってくる」
(なかには水ではなくお茶を持ってきてしまった人がいたので、怒った僕はその場でその人を静岡の茶畑まで出稼ぎに行かせた)

「ペットボトルを開ける」というアクションは、日常においてわりと馴染みのあるアクションだろう。ぼくは毎日やっている。
テーブルに置いてあるペットボトルを掴む→蓋を開ける→口に含んで飲む→蓋を閉める→テーブルに置く
この一連の流れをすべてエア(マイム)で3回繰り返してもらう。そしてそれを動画に撮影する(動画A)。
次は、同一の流れを実際のペットボトルを使ってやってもらう。こちらも撮影を行う(動画B)。
これらが終わった後、AとBの動画を見比べてもらい参加者からそれぞれ感じたフィードバックをもらう。いくつか出た感想の中で非常に印象的だったのが、「本物のペットボトルを使っている時の方が自由度が高い」というものだ。
エアでアクションを行なうというのはとても大変だ。実際にそこには無いものをまるで有るかのように見せなければならない。
その為には
 ・筋肉の動き
 ・0→1時の抵抗(重さ)
 ・嚥下
などが重要になってくる。
これをやるためには自分の容量(キャパ)を非常に多く使う事になる。その為自由度が低下する、という事っぽい。

「キャパ」という新しい概念が、今後のWSを進めていくうえでキーになる気がした。参加者からぼくも学んでいる。


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