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幸せの意味。

「愛されることは幸せではない、愛することこそ幸せだ」


これはドイツの作家へルマンヘッセの残した言葉。

正しくはドイツ生まれのスイスの作家で、ドイツ文学を代表する人物です。
ノーベル文学賞を受賞した作家なので、皆さんもよくご存知な作家ではないでしょうか。

馴染みのある物語は「車輪の下」がよく知られている作品かなと思います。

中学の国語の教科書に掲載されていた「少年の日の思い出」の作者ですよ、といった方がピンとくる方が多いかも知れないですね。

そんな彼の残した言葉。

「愛されることは幸せではない、愛することこそ幸せだ」

素敵な言葉ですね。
愛とは本来与えること。

でもこれは愛に限らず、全てにおいて、
受け取るよりも与えることこそが幸せということなのかも。

でも、どうなんでしょう。
愛することだけが幸せというなら、それはただの自己満。

下手したら、相手からは鬱陶しがられるだけかも知れない。

誰かを愛するならば、やはりその相手からも愛されたいと思うのが、自然じゃないでしょうか。

「愛は見返りを求めない」などという言葉をよく耳にすることもあるでしょう。

もちろん、見返りを求めて誰かを愛するわけじゃない。
けれど、愛するだけの一方通行の片想いじゃあ、幸せは感じられないと思うんだ。

だから僕は、恋愛は、
「give&take」
がいいと思うけれど、皆さんはいかがだろうか?

でもどっちかと言えば、
「take&give」
といった方が正しいかな。

愛されるから愛すのではなく、愛するから愛されたいと思う。
もちろん、その度合いは問わないけれど。

愛する相手が、少しだけでも微笑みを返してくれる。
僕はあまり贅沢はいわないから、きっと、それだけで満足する。
安上がりな男だよ。

「愛することは幸せだ、でも愛されることはもっと幸せだ」

これは日本生まれのただの中年おやじの僕が残す言葉。
後世に残ることは、

まずない。

チャンチャン


「一場面小説」という日常の中の一コマを切り取った1分程度で読めるような短い物語を書いています。稚拙な文章や表現でお恥ずかしい限りではありますが、自分なりのジャンルとして綴り続けていきたいと思います。宜しくお願いします。