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英語上達のために1つだけ確実に言えること

現在、私はアメリカのロサンゼルスで日本食飲食店を経営していますが、約15年間を海外で過ごしています。韓国、マレーシア、アメリカです。

私自身、日本語、英語、韓国語の3ヵ国語を話しますが、今まで、言葉の壁には数えきれないほどぶつかって来ました。苦く、辛い経験をしたことも数え切れません。

アメリカでは、他の人との時間は98%をアメリカ人や日本人ではない人と過ごしています。最近、英語学習について考える機会があったので、今日はそのことについて書くことにしました。

早速ですが、英語学習において確実に言えることがあります。

それは、

①英語の上達に近道はない。英語は浴び続けてやっと上達する。
②英語を浴び続けることができるベストな方法は海外留学・移住である。しかし、日本にいても勉強はできる 。
③海外留学もしくは移住しても、大半の時間を日本人と過ごしている人は、長年海外にいても英語は出来ない。そして、その数は多い。

ということです。

①英語の上達に近道はない。英語は浴び続けてやっと上達する。

自分自身10代の時にアメリカで3年間過ごしたことは、英語のベースを作る上で、重要ではありましたが、振り返ってみると英語の能力が大きく伸びたと感じたタイミングは他にもありました。

  1. マレーシアで働いていた米系企業で毎日毎日延々と英語の資料を読んだとき。それ以前は英語を読むのが苦手でしたが、この時にアレルギーがなくなりました。

  2. 7年前にアメリカに渡り起業した際に、契約書や資料をまた山ほど読み、弁護士、会計士、従業員と毎日真剣に会話を重ねたとき。マレーシアにいたときも英語は毎日使っていましたが、起業後は、コミュニケーション内容の濃さが増し、英語が上達していることに気づきました。

  3. 飲食店をオープンして朝から晩までお客様と話す日々が続いたとき。

  4. アメリカ人の親友グループができたとき。テキスト、電話、食事、旅行など、日常会話で使う語彙が増え、会話のレベルが向上しました。

こうして振り返ると、英語上達への道は、英文を読み、英語を声に出し、聞き続けることのみによって達成できることは間違いありません。英語は浴び続けて初めて上手になります。

②英語を浴び続けることができるベストな方法は海外留学・移住である。しかし、日本にいても勉強はできる 。

至極当然のことではありますが、英語を学ぶためのベストな方法は海外留学・移住になります。集中して英語に触れる機会を増やすことができれば、発音、読解力、聞く力は向上しますし、英語に対して慣れていきます。

ただし、日本では勉強できないのかと言われるとそうではありません。

自分が持つ貴重な時間の一部を、英語を勉強するために使うという覚悟が必要になりますが、それさえクリアできれば、日本にいても英語は上手くなります。

私も、20代前半に東京でサラリーマンとして働いていた頃は、朝起きて英語のニュースを聞き、通勤中は電車の中で英語の動画を字幕付きで視聴し、時間があれば本を読んで勉強したりと、毎日英語学習のために時間を作っていました。

思い返すと、いつか海外に出たいという思いが強くあったため、できたことだと思います。

また、海外の人の話になりますが、過去に、日本には旅行でしか行ったことがないのに、自分の国で勉強をして日本語が堪能になったという方に、私は沢山会って来ました。

海外留学に行かなくても、根気強く勉強し続ければ語学は上達するということが分かります。

③海外留学もしくは移住しても、大半の時間を日本人と過ごしている人は、長年海外にいても英語は出来ない。そして、その数は多い。

これは、日本人だけに限った話ではありません。韓国、マレーシア、アメリカでは、1年以上現地に住んでいるにも関わらず、現地の言葉で全く会話ができないという人に出会うことがありました。しかも少なくない人数です。

話を聞いてみると、自分の国のコミュニティーで全てが完結してしまうため、母国語しか使っていないということがほとんどでした。

よく、学生の時に海外に留学に行くなら、現地で彼氏や彼女ができたらすぐに語学は上達すると言いますが、これは正解です。

毎日テキストでやりとりして、電話で話し、デートの日には実際に会って会話をすれば、英語に触れる機会は必然的に増えることになります。

英語学習において1つだけ確実に言えること、それは英語を浴び続けることでしか語学は上達しない、ということです。

英語学習は楽器、筋トレ、スポーツと同じようなもので、上達したければ時間をかける必要があり、根気よく続ける以外に道はない、ということを本記事ではお話させていただきました。

皆様の英語学習を応援しています!

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