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「エッセイ(雑記?)」大ケガからの教訓

慢心が命とりになりかねない、という教訓を得ました。

イラスト:ぱくたそ より

☆ ☆ ☆ ☆


あれは、就職して3年目、まだ若手と言っていい頃のことです。
同じ職場の若手達が何人か集まって、スキーに行こうということになりました。

経験はそれほどありませんでしたが、スキーは大好きでした。
運動神経にはそれなりに自信があり、一人で行うスポーツは得意です。
しかも、スキーに関してはベテランの友人から、もう上級と言っていいくらいのスキーヤーだ、なんておだてられていたこともあって、誘われてホイホイと行くことにしました。
まさかあんな事になるとはつゆ知らず……(゜o゜;)

深夜に出発して早朝にスキー場に着くと、ほんの一眠りしてからすぐにゲレンデへ。
気分はもうハイになっています。
広がる雪景色、心地よい風、この銀世界は自分のためにある……。

リフトに乗り山頂を目指す途中、スノーモービルが颯爽と雪原を去って行くのを見て「あれにも乗ってみたいなぁ」なんてのんきなことをほざいたりして……。

……その夢は、この後悪夢のような現実となります(~_~;)

急斜面でアイスバーンやこぶだらけ、という難易度の高いコースを初っぱなから選び、調子に乗ってスピードアップ……今思うとまさに慢心からくる無謀。自らケガを呼び込んだようなものでした。
途中、勢い余って宙を舞う体。

や、やばいっ!!

頭から落ちることを避けるため受け身をとったものの、右肩を痛打。
あれ? 右腕が動かない、と思っている間に痛みが襲ってきました。
みるみるうちに、冷や汗をかくほどの激痛。
動かないのは右肩から腕にかけてだけでしたが、痛みで歩くのもままなりません。

結局、先ほどの念願が悪い方向で叶い、スノーモービルに乗せられて下山となりました。
あれは恥ずかしいですよ。
スキーやスノボをやっているゲレンデの人達が、なんだなんだ? とこちららを見るんです。
ああ、ケガして乗せられているんだなぁ……。
そんな、同情、嘲笑、もの珍しさ、その他諸々の心の声が聞こえてくるよう(;´Д`)

かろうじて歩けるので現地では応急処置を受け、自宅近くの病院で受診。
右肩鎖関節脱臼ということでした。見ると、右の肩がグンッと尖ってしまっているんです。
肩鎖骨が外れて飛び出してしまったらしい……と言われても、自分でもどんな状況かよくわかりません。
何にせよ、入院して手術が必要となりました。
当然仕事も休まなければなりません。いろんな方にも迷惑をかけてしまいました。

好きなこと、得意なことであっても、慢心して調子に乗っていると痛い目に遭うぞ、という教訓を、身をもって得ました。
これが今に活きていればいいのですが……。

☆ ☆ ☆ ☆

実はこの入院、手術つきということで、思ったより長くなってしまいました。
そして……。
入院生活、それは想像していたよりずっと面白おかしく、いろんな出会いがありました。
それらについては、次の「エッセイ(雑記?)」にて書かせていただきたいと思います。
よろしかったら、またおいでください(o_ _)o


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