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NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)を使用した 「治療・症例研究」

こんにちは。
世界から「ガンと難病と貧困をなくしたい!」不老長寿研究家
日本先進医療臨床研究会代表・小林平大央(こばやし・ひでお)です。

今日のお題は「NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)」で行こうと思います。

私が、4代目の代表理事をやっている「一般社団法人日本先進医療臨床研究会」https://jscsf.org/

では、1年以上前(正確には2020年7月13日にニュースリリースする、半年以上前の2019年)から、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)を使った「治療・症例研究」を行っています。

ちなみに、最近はずいぶん、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)のサプリメントが出回ってきて、価格も安くなってきているので、健康増進や若返りのために、そろそろ飲んでみようか、と思っている方も多いと思います。

そこで、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)サプリメントの選び方について、お伝えしようと思います。

「NMNは2種類ある」事をまず知って欲しい

実は、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)というサプリメントには、全然別モノの2つの種類がある、のです。

一つは、日本企業で日清製粉さんの子会社である「オリエンタル酵母」さんが、ワシントン大学医学部教授でマウス実験で「若返り」や「疾病治療」を研究していた今井眞一郎先生との共同開発によって、日本のお家芸とも言える微生物発酵技術を駆使して、世界で初めて食品成分として開発したNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)です。

この発酵法を開発したオリエンタル酵母さんは、現在、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の製造からは手を引いて、発酵法による製造技術を世界中の企業に提供する事業に移行した様ですが、この発酵法によって製造されたNMN成分は、2020年3月に、日本の厚生労働省による「食薬区分」で「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分」、つまり「食品」として、認定されています。

つまりこの時から、発酵法によって製造されたNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は「食品」と認定された、という事です。

そして、もう一つのNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、発酵法ではなく、化学合成によって、化学構造式だけを似せて製造された、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)です。

この2つは、全くの別物で、その内容は大違いです。

ですが、どちらも同じ「NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)」と表記されているので、大変厄介です。

化学合成のNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、製造が簡単なため、ネットなどで大変安価に販売されています。

そのため、あまり調べもせずに安価な化学合成品のNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)サプリメントに手を出してしまう方がいそうです。

ですが、安価な化学合成のNMNサプリメントは食品ではありません(日本では、いわゆる「食薬区分」で「食品=医薬品と判断しないもの」に認定されていません)。

なので、市場に出回る安価な化学合成のNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)サプリメントを、健康増進などの用途として、お試しにならない事をお勧めします。

医学研究や、臨床の現場で使用されるNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、発酵法によって製造された食品区分のNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)です。

論文発表などで、耳にするNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、全て発酵法によって製造されたNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)です。

なので当然、当会の「治療・症例研究」でも、医療現場に紹介するNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、発酵法で製造された高純度なNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)になります。

ちなみに、ボトルには、どちらも同じ「NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)」と表記されていますので、発酵法によって製造された医療業界レベルのサプリメントと、安価な化学合成品を見分けるのは大変なので、簡単なポイントをお教えします。

発酵法によって生産されたNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は高純度なので、最低でもNMN純度98%以上、通常は99%以上と表記されているはずです。

これが表記されていないNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、ほぼ化学合成品でしょう。

NMNサプリメントの選び方「成分CP比較法」

NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の純度が低いもの、または表記がないものは、純度の低い化学合成品だと考えて良いと思います。

ちなみに、純度が低いという事は、有効成分(今回の場合はNMN)以外の「不純物」が多く含まれている、という事です。

不純物の多い、NMNサプリメントには、有効成分以外に何が含まれているか不明なので、ちょっと恐いです。

サプリメントとして販売している以上、あまり変な成分は含まれていないと信じたいですが、開示されていない場合は、体にとって有毒な成分が含まれていても分かりません。

なので、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)をお試しなりたい方は、発酵法によって生産された高純度なものを購入すると良いと思います。

なお、高純度に加えて、国産品であれば、品質や管理に対して徹底しており、より安心してお試し頂けると思います。

ちなみに、当会でご紹介しているNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、発酵法によって製造された純度99%以上の成分で、国産品、そして「NMN100mgあたり177.8円」と、非常にコストパフォーマンス(CP)の高い製品です。

NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、高純度(最低でも98%以上)で、CP(コストパフォーマンス)が、最低でも100mgあたり300円以下くらいのものを選ぶと良いと思います。

なお、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)に、いろいろな成分を追加して、マルチビタミンの様な状態のサプリメントになっている、栄養複合型のものがあります。

その場合は、複合された成分のコスト=価格を勘案して考えないといけませんが、

その場合でも恐らく、現時点では、含有成分中でNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)が最も高価な成分だと思いますので、コストパフォーマンスの判定値として「NMN100mgあたり500円以下くらい」を目安にしたら良いと思います。

もちろん、栄養複合型のNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の場合には、その他の有効成分が表示されていると思いますので、それぞれの有効成分のCP値(コストパフォーマンス値=価格÷成分量から単位当たりの価格を算出した値)を測って、合計するのが、本来は最も良い比較の仕方ですが、一般の方には、この方法は難しいと思います。

なので、当会としては、上記の簡易な「成分CP比較法=成分コストパフォーマンス比較法」を推奨します。

そもそもNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)とは?

ところで、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)とはどんな成分なのでしょうか?

NMNは「若返りの薬」として、さまざまな分野で注目を浴びている成分で、ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドという物質の略称です。

ビタミンB3からつくられる物質で、人の身体の機能を保つのに必要なNADという物質に体内で変換されます。

人は老化するとこのNADという物質が各臓器で減少する各一方で、NMNを体内でつくる能力も減少していくことが判明しています。

つまりNMNという物質は身体の臓器を修復する上で重要なのに加齢によって減少してしまうのです。

この物質はもともと「ヒトが体内にもっている物質」であるため、NMNを投与する治療法として、栄養サプリメントなどの形で外部から投与する事によって栄養素としての不足を補い、臓器や身体機能または身体能力を高めて、その機能を補正する働きを期待する事が出来ます。

動物実験などでは、高齢化に伴う症例などの改善に効果を発揮しており、副作用などが全くなく、安全性も高い事から、実際の治療現場で補助療法として用いられています。

また、慶応義塾大学医学部で、健康な日本人男子20名に対して、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)を投与した安全性の臨床試験が行われ、全く問題がない事が判明しています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31685720/

また、中国の広州では、健康なアマチュアランナーの心血管フィットネスに対して、運動トレーニングとNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の補給との組み合わせの効果が調査されました。
https://jissn.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12970-021-00442-4

広州のランニングチームの48人、若年から中年のレクリエーション訓練を受けたランナーを、6週間、無作為化し、二重盲検で、プラセボ対照との臨床試験が実施され、結論として、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、運動トレーニング中に人間の有酸素能力を増大させ、改善・強化する可能性がある事が示唆されました。

また、この臨床試験では、300mg、600mg、1200mgのNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)サプリメントと、プラセボ(偽薬)を飲用して比較した結果、飲用量が多いほど効果が高い(容量依存性がある)ことも分かりました。

そして、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、近い将来、臨床の現場での補助療法として期待される一方、マウスなどで判明しているNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)のミトコンドリア活性能=エネルギー増産作用から、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)サプリメントは、アスリートの持久力を高めるための、斬新で実用的な戦略かもしれません、と結んでいます。


では今回はこれにて。また次回、お会いしましょう~。

世界から「ガンと難病と貧困をなくしたい!」不老長寿研究家
日本先進医療臨床研究会代表・小林平大央(こばやし・ひでお)

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