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こんにちは、作家の東田直樹です。「自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと」本日発売です!

こんにちは。作家の東田直樹です。
本日8月10日、新刊が発売されました。
タイトルは「自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと」です。
この本は僕のTwitter、そしてnoteのエッセイを元に執筆しました。


【目次】

はじめに
君に贈る言葉 ~自閉症の子どもたちへ~

〇第1章 自閉症の不思議
コントロールできない言葉/独特の感覚/日常生活のなかで
ESSAY 呼ばれても振り向かない

〇第2章 わかってもらえたらいいなと思う心の中
脳の混乱/習慣とこだわり/言いたくても言えない気持ち
ESSAY 僕にとっては簡単ではない行動

〇第3章 障害と向き合うために
支援してくれる人たちに考えてほしいこと/大好きな親でいてほしい/わかってもらいたいこと
ESSAY 人の顔が覚えられない

〇第4章 自分と向き合う
自分を励ましながら/強くなりたい
ESSAY 自分を好きになるには

〇第5章 心を解き放つ
人について思うこと/自由と希望/自然とともに
ESSAY 自閉症者の感性

おわりに

Twitterは、2021年にスタートしましたが
おかげさまで、現在では3万人をこえる方たちが
フォローしてくださるようになりました。
応援してくださる皆様のおかげで、本を出版することができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。どうもありがとうございます。

僕は自閉症という障害を抱えています。
「この世の中はわからないことだらけだ」と
きっと、多くの自閉症者は思っているでしょう。
それに対して「努力が足りない」「勉強すればいい」という人たちもいるかもしれません。

他の人から、とても理解できないと思われるような行動をしてしまう自閉症者もいます。

「自分の力ではどうしようもない」
誰もが生きていく中で、そんな風に思ったことが一度や二度はあるのではないでしょうか。
自閉症者の苦しみは、その状態から永遠に抜け出すことのできない迷路の中に閉じ込められたようなものだと僕は思っています。





自閉症というのは、一般の人には遠い存在なのだと思うことがあります。
世の中には自閉症者に会ったことがないという人もいます。
その人の周りには自閉症者がいないか、いても気づかないのです。
たくさんの自閉症者が社会の中で生きているはずなのに。
自閉症のみんな、どこでどんな風に生きていますか?

これは、本の中に掲載しているTwitterのひとつです。
どこで、どんな風に生きていても、ひとりで生きられる人はいません。
もがき苦しんでいる人たちの生きる支えとなってくれるのは、やっぱり人だと思うのです。

言葉にできない思いを言葉にして人に伝える。
自閉症という障害を抱えた人たちが、すべて僕と同じ思いではなくても、誰かの言葉を聞くことで自分の気持ちに気づく、側にいる人を思いやることができるような気がします。

この本の最初と最後には「生きることをあきらめないで」という祈りを込めた詩も掲載しています。

君の瞳に笑顔の自分が映るまで
地平線に向かい
自分の姿をさらそう
君の心に
夢のかけらが落ちてくるまで

新刊「自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと」
読んでいただければ嬉しいです

yoorでオンラインサロンやっています。

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