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"検討する"は単なる結びの一言?〜北海道東神楽町の公営花屋問題について

現在発信中の北海道東神楽町の公営花屋問題について、実は今更始まった議論ではありません。

実際に、現場レベルでも民営化等について議論されていた時期もあります。
民営化、指定管理等の業務委託、そのあり方など、町議会でも様々な議論がされてきました。

用語解説
育苗センター 町営の花の生産施設
花の駅    公営花屋の名称

東神楽町議会だよりNo.110
東神楽町議会だよりNo.111
東神楽町議会だよりNo110
東神楽町議会だよりNo108

これらの議論においては、あくまでもその事業である「お花屋さん」の主体は町であり、第三者となる民間の「お花屋さん」の参入を視野に入れてこなかったことに大きな問題があったとも考えます。

もともと町にお店屋さんが極端に少ないという事情もあり、想定外であったのかもしれませんが…

東神楽町議会だよりNo.115

で、実際に町に民間の「お花屋さん」が一軒立ち上がると…
相次ぎ、業態は違えど2軒目も…
更に、新規開業希望者も複数人出現…

何だか活気づいて来たぞぉ〜 
と思いきや…

何ということでしょう…

それまでの議論は何処へやら、公設公営配給制(?)への異常なまでの拘り。

此処は日本、単純に市場に委ねれば良いだけの話し。
あえて、コストを無視し続けた不採算事業に公費を投入し続け民業を圧迫し排除したり、新規参入の妨げとなる必要性はあるのでしょうか?

自称「花のまち」です。

この町で"花"に携わる民間事業が賑やかになろうかという話です。

議会だよりNo.108

町長は、(多額の税金を投入しているにもかかわらず)収支は非常に厳しいと明言しています。

で、今更何を研究するのでしょう?

で、一体誰が得をするのでしょう?

もっと言及すれば、
今まで何してたの?
大切な税金を使うのですから、研究をし尽くしてからの箱物投資じゃないの?
って話しになっちゃいますね。

町長への質問書への回答では
「公正な競争秩序に影響を与えることがないように気をつけながら事業を実施していきたいと考えております。」などと言っておりますが…

自分で「収支は非常に難しい」と明言するこの事業を行うため、そのリスクを含めて税金を使います。
一方の民業は、事業を行うと税金を払わなくてはなりません。

そこに公正な競争など存在するのでしょうか?

残念ながら、行政による「お花屋さん」を明確に規制した規則などはありません。
そんなバカげたもんある訳ない。

具体的に明文化されてなきゃ何でもOKさぁ〜!


「検討する」
「考える」
「思う」
「研究する」

このような言葉だけで議論が終わってしまいがちな町議会ですが、現状は変化し想定外であったことが起きています。
再度の議論を強く望みます。

東神楽町議会だより


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