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「人は見かけじゃない。大事なのは中身。」


私は顔ではなく「中身」で人を選びます。そう自信満々にのたまう人がおります。まるで「自分は人を外見で判断しない公平な目を持った人間です」と言わんばかりに。

しかし冷静に考えてみれば、見かけで判断しようが中身で判断しようが、結局はその人の持っている特性が自分の好みに合っているかどうかで人を判断していることに変わりはないでしょう。つまり、その判断材料が「見かけ」なのか「中身」なのかの違いだけで、自分にとって都合の良い人間であるか、そうでないかで相手を判断していることに変わりはないのです。

だったらむしろ「私は外見で人を判断しません」などと物知り顔で言う人より、「見かけが好き!顔が大好き!どストライク!!」と言える人のほうが、よっぽど正直で清々しいと思うのです。

人間はどれだけ自分を正当化しようとしたところで、それはあくまで自分の枠組みでこしらえた不完全な「正当性」でしかありません。結局私たち人間は、物事を分別なく観ることができない賢くて悲しい生き物・・・・・・・・・と言えるでしょう。

それが人間なのですから、正直に「見かけ」も「中身」も大いに吟味ぎんみした上で、付き合う相手を選べば良いと私は思います。大事なことは、理由はどうであれその人と縁があった・・・・・という事実のほうであり、その縁を深く受け止め、大切にできるかどうかだと思うのです。


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