コロナで２年ぶりとなった恒例の筍掘りに今年は行けました。

　午前中は、あいにくの土砂降りでしたが、バーベキューの準備をしたりして過ごし、小降りになったところで山に出かけました。

　と言っても、私は火起こし当番で、半日楽しく火遊びさせてもらいました。

　人間が人間を発現する原初の文明の利器は、火と刃物に尽きると私は思います。火加減、いや炎を見ながら過ごすって、人としてとても豊かで、根源的にパワーをもられる営為じゃないかって思います。

　炎を眺めているだけで、浄化や癒しが起こる気がします。

　樫の炭が火力が強くて楽しくて、火遊び小僧全開で、調子に乗ってじゃかじゃかくべて、無駄にバーベキューの熱を高温にしてしまいました。

　体中燻（いぶ）されて、帰りの車も煙と筍のにおいが充満していましたし、日ごろ使わない筋肉を使ってあちこち痛いですが、とても満足でした。

　年に数回は、自然に向き合って、炎に向き合って、食べたり飲んだり、おしゃべりしたり、子どもたちは駆けまわったりさせたいなあと思いました。