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文明の無い森で生活するに至るまでの人生経歴


あの不思議な出来事は高校一年の真夏だった。

部活を終えて自転車で帰宅していた。
途中ママチャリで登るにはしんどい陸橋があって。
そびえ立つ上り坂を立ち漕ぎで登りきり、
陸橋を下っていたその時だった…
 
三十メートルくらい先に
真っ白い女性がいる。不自然な白。。
というか不自然に光輝いている。
「何だあの不思議な光り方は」と、陸橋を下りながらその女性を見ていたら突然。
チャリのペダルが動かなくなり
下り坂で得たスピードも相まってチャリのコントロールができなくなり転倒。
それはもう派手に転んだ。
 「あの不思議な女性を見ていたらチャリのコントロールが効かなくなった。一体何だったんだ?」
そう思いすぐさま顔を上げ女性を見ようとしたら不思議な事に、その女性はそこにいなかった。

恐らく
その時の衝撃で魂が入れ替わったのか、
何かのスイッチが押されたのか、
それがきっかけで敷かれたレールを歩むだけの平凡な人生がガラッと変わりだす。

まず
その時に腕を怪我したのがきっかけで部活を辞めた。
放課後は友達たちとカラオケやゲーセン、ボーリング等遊びまくるようになり
徐々に「良い子」から卒業し
「普通じゃない」を望むようになり
激動の人生を歩み始めるようになる…

そして
17歳、真冬、朝起きた瞬間。
突然「ドラムをやろう」とインスピレーションが降る。
何の脈絡も無しに突然だ。
ドラムなんてほぼやった事無いし、
スポーツ少年だったので
音楽すらまともにやる事も無かった。 

それから1日8時間なんてザラに猛練習し
音楽の学校へ行き主席で卒業。(自慢)
プロ試験も合格し
プロのミュージシャンになった。

その後なぜかビジュアル系バンドをやる。
今は髭ロン毛面でワイルド生活をしてるのに
ビジュアル系バンドやってたなんて面白いでしょうよ?笑
しかもあろう事かどんどん人気になっていきファンも沢山いて黄色い声援を浴びまくるなんて尚更面白いエピソードでしょうよ?笑
そのままやってればかなり売れるバンドだっただろうと今でも思う。

しかし
バンドというアブノーマルな世界が嫌になり普通の人生を歩みたくなったので脱退。
その後は早朝コンビニでアルバイト、昼は個人でドラム教室を開き6名ほど生徒を持ち、夜はスーパーでアルバイト。
というのを半年くらい行っていたが、「老後の年金」「安定した給料」「社会保障」などと言った社会の常識を知るようになり普通に就職しようと思い
就職の専門校的な所へ行く。

今まで音楽ばかりやってきたから
社会的知識なんて全く無かった。
だからそりゃもう必死になって勉強した。
敬語、お辞儀の仕方、スーツの着方、名刺の渡し方等…全く知らなかった。
もちろん、
今は全く役に立たないスキルだ。笑 

どれくらい必死になって勉強したかって
そりゃもう凄かった。
まず
その就活の専門校で誰よりも先に登校し
誰よりも最後まで居残り勉強。
帰宅後もろくに食べず日の出まで猛勉強、
始発で出校。
思った事は常に即行動、
常に脳をフル回転させる。
インプットしたら即アウトプット。
これを三日間一切寝ずに続けた。
そして…

脳が限界突破し突然覚醒した。
常にフル回転させた衝撃で今まで使われていなかった脳の領域を使いだしたのだろう。
急に脳が異次元にフル回転しだし
何故か「全てを悟った」と思うようになる。
まるでブッタやキリスト的な境地だった。
と同時に「就職したら自分の人生終わる」
と思い
そう思った瞬間に
就活専門校とアルバイト先、
ドラム教室を即辞め
「旅に出ます」と置き手紙を残し家を出る。
急に悟りだし異常に脳の回転が早くなり饒舌で多動になったのだから、周りはさぞかし驚いただろうし何より
多大なる迷惑をかけただろう。。

旅は基本自転車だった。
1日10時間以上チャリ漕ぐ日も多々あった。
悟り状態での旅は世界の全てが新鮮でに映り無限の可能性と、全ての行動を自分で決める自由度に酔いしれた。

しかし…
寝袋もテントも持たず野宿していた事で得た疲労と(公園のベンチで寝てた)
財布を落とし全財産を失うのと
脳がフル回転する自分と他者とのギャップと
長く付き合っていた彼女と別れ新しく付き合った人には彼氏がいた
なんて事などが同時期に重なり次第に精神力が低下し悟りの状態は閉じていった。
(因みに今は自由恋愛推奨派なので
恋人に恋人がいても何も思わない。笑)

全財産無くしたので岐阜の山奥の旅館で
リゾートアルバイトしたのだが
そりゃまぁ厳しい職場で
且つ山奥で娯楽も何も無くまぁ辛かったしで悟り状態も益々閉じていった。
それとは逆に次に働いた新潟のスキー場はすこぶる楽しく
仕事後はスノボし放題、ゲームやトランプ、恋バナで大いに楽しめた。

 そんなこんなで貯めたお金でまた都内で一人暮らしを開始。
丁度ネットビジネスが流行りだした頃だ、
秒速で億稼ぐとかってのが流行ってた頃。笑
自分も「月収百万円稼ぐぞ!」なんて意気込み色々なビジネスに手を出した。

あーそうね。

そうこの頃だったね。
人生の第二ステップの始まりは。

自分は全く稼げてないのにも関わらず
何故か周囲には月収百万超えの人たちが沢山いて共同生活もするようになるわで
億万長者とも良く出会うし
月収一億、
更には月収五億といった人とも出会いだす。
もう一度言うけど
自分は全く稼げて無いのにも関わらずだ。
なのにも関わらず
そういった人達から気に入られた。

そんな猛者方から様々な事を学び
そんな人達と渡り合った事で次第に悟りの状態も少しづつ戻って来ていた。

そしてある日、知人の紹介で
会社を十社以上経営している社長と出会う。

「ご出身は?」
「〇〇県です」
「僕も〇〇県です、最寄り駅は?」
「〇〇駅です」
「僕もです、奇遇ですね。中学どこですか?」
「〇〇中学校です」
「え!同じです!何か運命を感じるので
一緒に会社経営しませんか?」
「是非とも!」
と、なる。笑 

会社経営の知識なんて0だし何の会社をするかすら決めてなかったが
とりあえず会社を設立した。笑
社会人の経験、会社に勤めた経験も0なのにいきなり社長になった。

まぁでもやれば何とかなるだろうと謎な悟り力を発揮し
不動産の仲介、SEO対策、インターネット回線の販売、火災保険申請代行業務
などの仲介案件を入手し
それらの案件を
成果報酬型で雇った社員に営業してもらい
収益を得るような会社にした。
社員は多い時で30名程。
周りからは
「若社長」なんて呼ばれちやほやされ
持ち前の謎な引き寄せ力で力ある経営者や
芸能人とどんどん知り合っていく。
月収も念願の百万を突破した。

が…
次第にお金持ち達を疑問に思うようになる。

まず、
会社の社員さん達が
汗水たらして働いたお金を
淫らなお店や援助交際、リゾート地への浮気旅行なんかに使われているような社会構成だという事に
さまざまな億万長者な社長さん達に囲まれていた過程で知り疑問に思った。
それが悪い事だとは言わないが…女性を口説くのにどうしてお金をチラつかせる必要があるのか、どうして多数の女性を、まるでブランド品をいくつも身に纏うように持つ必要があるのか。
別に淫らなお店や援助交際や浮気が悪いとは言わないが、そういった事をしてる女性達はお金持ちの社長に好きでも無いのに色気を使って搾取している事がとても不自然に見えた。
それらの行為が一体地球にとって何の意味がかるのか?と深く考えるようになった。

更に
稼げば稼ぐほど、使えば使うほど…
お金という物を使用すると税金が掛かってくるが
その国に渡った税金達は
軍事産業や石油産業に農薬産業などなど
地球を壊しているような所に投資されている図式だという事も知る。

生きているだけで税金という罰金で搾取され
生きているだけで地球環境を壊していく。

それが未来に対して…
未来の子供達に対して何の愛になるんだ?
そんな事を
お金という存在に対して真剣に疑問に考えるようになった瞬間、
色々な不幸が急に重なり月収が0になる。
お金に対する疑問をした事での思考が即効で現実化した。笑

社会的生き方をすればするほど地球ぶっ壊す事に繋がるんだもの、
会社を経営する事や社会貢献といった事に
全くやる気が出なくなっていった。

そしてそんな頃
人生の第三ステップが始まる。

「霊感がある」「自分は宇宙人だ」
というような人達と
次から次へと出会うようになる。

そしてそういった人達からは
大概決まってこう言われた。
「あなたは普通の人間じゃない」
「あなたは宇宙人だ」
「高次元から魂がウォークインしている」
「オーラが虹だ」
「なんであなたがみたいな人が地球に居ちゃってるのですか!?」

と。笑

どれもこれも言われて嬉しいような事だが…
自分は霊感も何も無いので全く良くわからない。

全身から物凄くエネルギーが出てるらしく、
試しにふざけて
「かめはめ波的な感じで手からエネルギー出してハー!」
と霊感強い人にやってみた。
そしてら意識失ってぶっ倒れられた。

そんな事をして今まで3名ぶっ倒してしまった事がある。笑
(意識失っても目覚めるとスッキリするらしい)
勿論
そんなにエネルギーが出ているとは自分では全くわからないしさほど興味は無い。

意識失うとかってのはその人らの思い込み、プラシーボ効果だろうとも思っていたので
試しにオーラを測る機械で自分を調べてみたのだけども
その測定師の方に
「あなたはヨガの達人レベルですね!」
なんて言われる始末。
ヨガなんて一度もやった事無い。

自分のそういったスピリチュアル的エネルギーを求めて頂く需要がかなりあって
ならばと思い突然ヒーラーや気功師といわれる様な職種になった。

ヒーラー等になってすぐだ。
何の経歴もない自分なのにすぐ口コミが広がり…

数々の会社経営者や同職者や霊能者、
誰もが知るような大企業の社長を育ててきた伝説のコンサル爺さんに…
多くの方々をヒーリングしていき
初めて数ヶ月後には月収50万超えていた。

1時間程の会話だけで1万円頂き
1時間程のチャクラ活性化セッションで5万円
その他前世療法や何かしらのセッションでも一回数万円頂いていた。

SNSや広告を打つことも一切せず
無名で経歴のない自分のセッションが口コミだけで広がっていったのは
それがその時の宇宙的お役目だったからだろう。

しかし…
いくら達観した職してたと言っても
当時まだ25〜26歳程だ。
心の奥では遊び盛りな年頃なわけで。
だが周りに話が合い尚且遊べる人はなかなかおらず、しかも
こちらは同等に接したいと思っても
「先生」「高次元の人」
なんて壁を作られてしまい
「あなたとは次元が違います〜」
となってしまう。

それが嫌だった。
自分と他人との壁を無くしたかった。

そこでとっても悪いことを閃いてしまった。

「自分の次元をめっちゃ落とそう」
今思うとこの行為はさ
自分の本心を隠す行為だから
他人に対してとっても失礼である。
だけど自分も漫画のワンピースのように
皆んなでワイワイしたかった。

さあ、
ここから人生の第三ステップに突入。

ポテチやアイスを食いまくり
ゲームやyoutubeなんかを沢山浴びることで物凄く次元を落とした。
ヒーラーも何もかも全てやめ出した。
そんな事してたら物凄く次元を下げれたので
ワイワイできるような友達が徐々に増え出した。
他人と周波数を合わせることに大成功した。

そして東京23区内の古民家を借りた。
それがさぁ…
雨漏りしまくりで床すら無くボロボロで
お化け屋敷みたいな古民家だった。
雨漏り箇所大量だし床無いし
電気は通ったが配線がイカれてたり
水道管は破裂していて水使えず
ガスというか、キッチンもお風呂も無く
隙間だらけで風通り凄くすこぶる冷える
そんな超絶ホコリまみれの15畳ほどの平家だ。

そんな場所を…
DIYの経験も全くない素人が借り
人が集まる場所
「いつでも誰でも気軽に来れる場所」
作ろうとしたんだ。
無茶である。笑

人脈もあえてほぼ0から始めたが
「面白い事をやってる人がいる」
ということで口コミが勝手に広がり。
借りてからたった初月でだ、
来た人が入るLINEグループが100名超え…
来場者でいったら少なくとも150以上は来た。
毎日人が沢山来た、15畳しかない空間に。笑

そんな場所に遊びに来る人はどんな人かってそりゃ変人ばかりでね。
自営業、会社経営者、霊能者、ヒーラー、宇宙人、市議会議員、
有名化粧品ブランド創業者、
10年以上水もご飯も食べてない人、
タワマン住民、宇宙人カフェ店長、
旅人や自由人に世界3周したバックパッカーetc…
カオスであった。笑

大の大人達が集まってゲームしたり
ガスコンロでポテチ焼いて食ったり
河川敷ではサッカーや野球したり
アホみたいなも事沢山した。言わないけど。

知識0、初めてのDIYだったが
雨漏りは屋根上ってクリアファイルを瓦代わりにして雨漏り治した。
床もホームセンターで板材買って
素人的ガタガタの床を作った。
キシミまくるった。斜めだった。
キッチンスペースやお風呂スペース、
水道管も自分らで補修し
イカれた電気配線はよく遊びに来てくれてたプロの電気工技師が直してくれて
素敵なアーティストが壁にオシャレな絵を描いてくれて
家具や必要品等を皆んな持ってきてくれたりと…
皆んなで力を合わせて素敵な空間を作った。まさに
ワンピースのような漫画感を味わえた。

しかし3ヶ月くらいした辺りから
「地球環境に優しい暮らし」
「未来の子供たちを配慮した暮らし」
「持続可能な暮らし」
をしたいと思いだす。
ここからは人生の第四ステップだ。

まずは己を鍛えようと思い
山奥でサバイバルをしようと思った。急に。
キャンプ泊すらしたことないのに。
電車やバスで神奈川県の見知らぬ山へ行き、
山奥を3時間ほど歩いた水辺を拠点にした。
荷物は確か米とライターと極薄のアルミシートぐらいだった。
テントも寝袋も持たず。
しかもまだ初春で寒い時期に二泊三日した。
底冷え半端なく野生動物もバンバン通るは
ヒルに噛まれて血だらけになるは
底無し沼にハマって死にそうになるは…
それが自分にとっての初めてのキャンプだった、いやもはやサバイバルだろうか。
今考えてもクレイジーな行動だ、
いやなぜ毎度初動はクレイジーなのか。

それ以外にも
海辺や田舎の空き地や川辺やら
色々な場所でキャンプ…サバイバルした。

そんなんで鍛えられたのか…
電気ガス水道があるような普通の暮らしに
物足りなくなった。

家賃0円で
電気ガス契約しない
お金をなるべく使わない
こういった事に憧れ出した。

そうしたら
「関西の実家に誰も住んでないので家賃0円で良いので使ってください」
といってくれた方と巡り会えた。
ボロボロだが
愛とワクワクが詰まった古民家は友人に託し
一人で関西へと飛んだ。

住宅街のど真ん中でそれなりに綺麗なお家だった。
いや、実際には老朽化してたしホコリまみれだったけど
以前の古民家と比べたら天国だった。
だって雨漏りもしないし隙間風も無い。
普通に暮らしちゃ面白くないから
電気ガス水道を契約せず暮らした。

しかし引っ越してきたのは7月で真夏だった。
室内温度は30℃超を越え
住宅街のど真ん中で風通し0な修行空間。
扇風機もエアコンも使えない。
悟りは獲得出来るが毎日が熱中症だった。
熱中症が当たり前すぎてもはやよくわからなかったがとりあえず慣れた。

水は
公園でバケツに水汲んで水浴びたり
濾過して飲料水にした。

料理は
ホームセンターで買った耐火レンガでかまど作って
公園や河川敷に生える野草取って米にぶっ込んで食ってた。

住宅街のど真ん中で焚き火するもんだから
近隣の方から月3回、警察に通報された。
だから
こりゃ流石にいかんと思い
別の場所へと引っ越した。

引っ越し先は山奥で標高400メートルの里山。
築100年超えたボロボロ古民家だった。
真冬に引っ越したが初めて住んだ日の夜は-15℃だった。

しかしここは自然溢れる里山だ、焚き火しても通報されないし野草山菜取り放題。
近所の方々もすこぶる優しかった。
畑で育てた野菜を
「勝手に好きなだけ採ってけ!」なんて笑顔で言ってくれる程豊かな地域だった。

古民家に住むのはこれで3軒目なわけで
インパクトドライバーや電ノコといった
DIY工具の使い方にも慣れていて
テーブルやらなんやら自分で作り
屋根剥がして吹き抜けの天井にして
コテで壁を漆喰で塗り
柱をペンキで塗り
壁を全部壊したことで40畳ほどの広い空間にして
外には米びつで五右衛門風呂作り
雨樋からの雨水をタンクに溜め生活用水にし
オクラやトマトや豆類に葉物類と畑も嗜み
一斗缶でロケットストーブ作ってそれで調理したりと
古民家に住む人がやるような事は一通りやった。

本当に寒すぎるので
電気は通した。笑
ストーブやコタツでぬくぬくだった。笑

そんな生活を1年以上したが
「自給可能な生活を集団でやりたい」
と思うようになり、
エコビレッジやパーマカルチャーや村作り
なるものを作りたいという思いが徐々に強くなった。

ここから人生の第五ステップ。
その古民家は友達に託して
全国周って土地探しの旅に出た。
1万坪以上あるような広い土地、水源豊かで楽しそうな土地を探す旅は
電車やフェリーや車やらを使って日本の様々な所へ足を運んで行った。

そこで一番好きになったのが
長崎県の島原半島。
島原半島へ初めて上陸した時は不思議な体験をした。
全然別の場所へ行こうとしていたのにも関わらず
そしてGoogleマップの設定で
フェリー等の有料道路に乗らない設定をしていたのにも関わらずだ。
ナビはなぜか天草の先っぽにあるフェリー乗り場へと示していて
それに気づかずその
「先っぽにあるフェリー乗り場」へと来てしまったんだ。

車ごとフェリーに乗ったらそれなりにお金がかかるから乗りたくなかった。
しかし引き返すのにも2時間以上かかる距離だから仕方なくフェリーに乗った。

それで上陸したのが島原半島。
上陸した瞬間に心地良い土地のエネルギーを感じた。
まず人がすこぶる優しかった。
上陸してすぐスマホを無くしたが
即効で警察へ届けられていて
更に警察官から缶コーヒー頂けた。
髭ロン毛の怪しい面でも皆さん笑顔で接してくれた。
味わったことない優しさにビビった。

「水が美味しい場所」で土地を探していたのだけども
湧き水飲んでみたら物凄く美味しくて
だから即移住を決意した。
直感に来た。

移住決意後、後から知った事だが…
良いエネルギーと感じた理由に納得した。
まず半島のど真ん中に1000メートル級の霊山「雲仙岳」がある。
そんな大きな山から流れ出る湧き水だから美味しいのだろう。
夏は避暑地になるし何より温泉豊富である事が魅力だ。
温泉は半島の至る所にある。
どれも水質が異なり楽しめる。
西側にある「小浜」には
日本一長い足湯なんてのがある。
南の「南島原」には
原城跡という世界遺産がある
東には水の都と呼ばれ湧き水豊富な
「島原」がある。城もある。
活火山や黄砂の影響で土壌がすこぶる良いらしく
肥料なくても野菜は育つは当たり前らしい。
三つの海流が流れるのは世界でも珍しいらしく、そこから採れる海の幸はとっても美味しい。
だからか人が飢えてないというか、
特に何かに困ってないというか。
半島のどこ行っても優しく接してくれるし
すれ違うだけで笑顔で挨拶してくれるそのエネルギーは
シティー育ちの自分にとっては何とも心暖まる場所だった。

それから島原半島の様々な方々と出会い、
広い土地を探してますと言いまくってみたが
中々条件に当てはまる土地のオファーに巡り会えなかった。
そこで、とりあえず拠点を作ろうと思い空家バンクで古民家を探していたら…

築113年
元旅館
宴会場75畳
部屋数9部屋
ガレージ53畳
井戸付き
海まで徒歩5分
世界遺産まで徒歩5分

というモンスター物件が掲載されていた。
それみた瞬間に役所に電話してすぐ内見して即決した。
だって面白そうじゃない、このような物件滅多に出会わないでしょ?

数十年と人が住んでなかった家なので
やはり至る所が老朽していた。
なので当たり前だが雨漏り箇所は沢山あり
2階ではその雨水で床が抜け落ちている部屋がある。
もちろんホコリも沢山あった。

しかしそういった物件には慣れているし、
正直難しさはなかった。
だからその物件でも
電気ガス水道を契約せずに暮らした。
電気はソーラーパネルで自給し
水は湧き水汲んできたり井戸水使ったり
暖や調理は部屋に設置した薪ストーブでした。

今までの人生と比べたらそんなに難しい事はしていないつもりだが
やはり周囲の目は驚きだったのか、
旅人やら何やらと色々な人が物珍しさで遊びに来てくれたり
皆んなでDIYしたり遊んだりと楽しんだ。

マルチーズを飼い出したのはこの時からだ。
今では立派な野生のマルチーズだが、
この時はまだちゃんと室内犬していた。笑
好奇心旺盛で愛嬌があるのでご近所の方々からも愛され犬で
そのおかげでご近所付き合いも楽しかった。

しかし夏はとても暑かった。
海辺特有の湿気やらと室内温度は夜23時台でも30℃超えてたりと
何よりも大量の蚊であった。

これまたいつもの苦しい思いをしていた所
「避暑地雲仙温泉街に空き家あるから住んで良いよ」
と友達に言ってもらい
避暑地の温泉街にて快適を得られた。
これで古民家移住は5軒目である。笑
避暑地でマルチーズもさぞ快適そうであった。
霊山からの超良質な温泉へは100〜200円で入れる。
快適さに拍車をかけるように電気も通した。
ガス水道は契約しなかったが、
水道は近くの湧き水で足りるしガスはカセットコンロで調理した。

そんなこんなでここ数年で恐らく一番快適な生活を2,3ヶ月した所
今度は…ここからは人生の第六ステップだ。

「使ってない森があるのだけど面白い事に使って欲しいって言ってる人がいるよ」
と、友達が教えてくれ実際その森を訪れてみたら何とも素敵な場所で。
まず文明が無い。植林部分もあるが大概が原生林。
もちろん電気もガスも水道も通ってない。
野生動物、猪やアナグマやイタチに小鳥たちと存在している。

文明的な快適を約束されている雲仙温泉街のお家から飛び出し
一気に文明0な空間へとサバイバルしだした。
室内犬代表格の、エアコンや暖房器具などの文明で快適に過ごす犬の代表格の
当時まだ1歳にも満たない子犬のマルチーズ♀と共に…

文明的快適な雲仙温泉街のお家と文明0の森とを行ったり来たりしていた。
最初は森で1泊してお家帰る、
徐々に森で2,3泊になりおうち帰ってまたすぐ森で宿泊。
それから5,6泊になっていき10泊し出したりと、徐々に宿泊日数が増えていった。
そこで気づいてしまった。

森に泊まれば泊まるほど
文明から逸脱すればするほど
例えば味覚,聴覚,視覚,触覚,嗅覚,思考回転スピーといった
人間本来の能力が明らかに研ぎ澄まされている。

「じゃあ文明0地帯で30日過ごしたらどれだけ覚醒する?」
と言う疑問が湧いてきてそれでだ。

1ヶ月間、森から一切出ずに
・人と一切会わない
・スマホ等使用しない
・毎日焚き火
・思考力の強化
・歯磨きしない
・服着替えない
・風呂に入らない
・同じ物しか食べない
・夜はひたすら瞑想
etc

と言うチャレンジをしたんだ。

その結果どんな事が目覚めたかを言うと
「白昼夢を意図的に見る」
「チャクラ一つ一つがバスケットボール以上の大きさになる」
「嗅覚が異常に発達して20m先の友達の匂いがわかった」
「小鳥達が群れで集まってくる」
「メモも取らずに見た夢を記憶し続けてられる」
「手から出るエネルギーが高まりすぎて火傷しそうになる」

などなどと、物凄く覚醒して。
やはり自然の中で文明を手放した暮らしは人間本来の能力を大きく取り戻せた。

その時の様子を30日間毎日日記に書いた。
その日記は今読み返しても凄く面白く良い経験で、
この体験記をnoteにてシェアするので是非読んでいただきたい。

以上が自分の人生のお話だ。
9000字以上の長い人生記を読んでいただき誠にありがとうございます。

この人生記が少しでも、
誰かの何かの役に立てれば幸いと言う気持ちで書き綴りました。

次は30日間の脱文明生活記にてお会いしましょう!
それではまた。

地球の更なる進化と
更なる宇宙の意識の拡大とワクワクを思いながら。


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