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おうちで撮れる!ベビーモデルオーディション・読者モデルの応募写真の撮り方と笑顔を引き出すコツ♪ 応募ママの心の準備

このnoteでは、子どもが読者モデルや企業公式のベビーモデルとして起用されているベビーモデルのママ(時々カメラマン)が、オーディションや読者モデルの応募写真のポイント、笑顔を引き出す工夫、応募にあたってお伝えしたいママパパの心の準備をお伝えします。
対象月齢は新生児〜ハイハイくらいまでを想定しています。

ベビーは成長が早いのでオーデイションへ応募の際は1ヶ月以内あるいはもっと直近の写真で応募する必要があります。とはいえ毎月のようにスタジオで綺麗な写真を撮るのは時間的にも経済的にもちょっと大変で現実的ではないですよね。そこで、少しの工夫でおうちで楽しくベビーを撮影するコツをご紹介します!

【 応募写真の撮り方 】

応募写真は基本的には全身写真とお顔のアップ写真の2枚です。我が子の写真はどれもこれも可愛くて選べない気持ちもはよくわかるのですが、2枚に絞ってくださいね。 


こちらが、ある冊子の読者モデル応募に送った実際の写真の1枚です。採用され、撮影に呼んでいただいています。娘が3ヶ月くらいの時に撮ったものです。この他、笑顔のお顔アップの写真も送っています。画像10


【 自宅撮影のポイント 】

・背景に少しだけ気をつける
主役であるベビーに注目してもらえるようにシンプルな背景で撮ります。当然でが複数人写ってるのものはNGです(母娘モデルの場合、お顔アップの写真は母娘で写っているのもOK!)。
このようなシーツも、手早く生活感を隠せるので活用できます。
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・明るく撮る
お部屋の中で一番明るいところで撮ります。我が家では、窓にレースのカーテンだけを引いて柔らかい自然光で撮影しています。 時間帯は11時〜15時くらいがオススメ。直射日光や西日は影が強く出やすいのと、何よりベビーが眩しいので注意です。

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・目が大きくなったり肌が極端に綺麗になるアプリは使わない
アプリはトリミングや明るさ調整程度までです。もちろんSNSや個人的に楽しむのは私も大好きです♪ただ、応募には向きません。

・帽子・大きなヘアアクセはしない
ベビーモデルの場合、頭の形や毛量を見たい場合も少なくありません。
例えばおくるみを被ったこの写真画像5

写真としてはいいのですが、頭の大きさや形、毛量がよくわらかないので応募には不向きです。可愛い写真・いい写真=応募ではないことを頭に入れておきましょう。

・体のラインを隠さないシンプルな服、ブランドロゴはなるべく入ってない方がいい
太めの子、細めの子など採用にあたってベビーの体型をみたいケースも。主役はあくまでベビーなので服装はゴージャスなドレスではなくベビーらしいシンプルなものがいいです。

・作品撮りのような開放(ボカシ)にしない
好みもある世界ですが、応募写真であればF値4.0以上がいいかなと考えています。作品撮りというのは例えばお顔の前にお花などがボケて写っている『前ボケ』。写真は写真としては雰囲気があって素敵ですが、応募には不向きです。

ちなみに私は機材にはそこまでこだわっていません。一眼レフの時もあればコンデジの時もあるし、iphoneの時もあります。iphoneで撮った写真を送って採用されたこともあります。そのため、応募の写真にはこれが絶対に必要!と言うのは特になく、ポイントを抑えればスマホでも十分応募写真は撮れると考えています。


【全身写真の撮り方】

ねんね頃の赤ちゃんなら、寝かせて俯瞰で撮るのがオススメ。赤ちゃんとカメラが平行になるように撮影します。この時、自分が影にならないこと、そして撮っている側の足が写らないことに注意して撮ります。安全が確認できるのであれば、台に乗って撮影するのもいいですね。この写真は俯瞰で台に乗って撮影しています。画像6

また、本来の姿よりも頭でっかちや二重アゴにならないように配慮します。画像8

この写真は動きがあって写真としては好きですが、頭の方から撮ると頭が大きく見えてしまい全体のバランスが分からないので応募には不向きです。


【 笑顔を引き出すコツ 】

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応募写真はむすっとしたお顔よりもやっぱり笑顔の方がパッと目を引きやすいですね。撮り方は、正面からはっきりお顔がわかれば俯瞰でも、抱っこされているところでも、寝返りが出来る子ならうつ伏せのお顔でもOKです。 画像10


ベビーの笑顔を引き出すコツ 〜カメラマンママの工夫〜

• いないいない、ば!の、ばっ!のタイミングで撮る
• ベビーが好きなキャラクターを片手に持ったり肩に乗せて撮る
• 好きなお歌を歌ったり踊ったりしながら撮る
• いつも出さないヘンテコな高い声を出す
• 大きく目や口を開けたり閉じたり変顔
• こちらがジャンプしながら着地のタイミングで撮る
• 息を吹きかける
• 団扇や扇子で扇ぐ
• 音の出るおもちゃ
• 一眼レフの場合でもライブビューモードで顔を見せて撮る
  などなど

これらを複数同時にやったりランダムに出して笑顔を引き出しています。撮影前に予めおもちゃや団扇などを手元に置いて、小出しにしていくこともポイント。全部一気に出すとベビーも混乱するので、ベビーの雰囲気を見ておもちゃにしたり扇子にしたり、またはママの身一つ!など色々です。もちろん、笑いのツボもベビーそれぞれ。我が子のツボを日々色々と研究するのも楽しいですよ。 画像9

よく動くベビーの場合、連写モードを使って枚数撮りまくった中でベストの1枚を選ぶのもももちろんOK!最近はスマホの動画も高画質で撮れるので、動画で撮って後から切り取ると言うのも方法の一つだと思います♪方法は一つに絞らずいくつも持っておきましょう。

何より大事なのはベビーファースト精神。

ベビーモデルとして現場に行く時は、ママは3日前位から色々な時間を調整して撮影本番の時間帯にご機嫌MAXに持っていくようにママもベビーもちょっと頑張りが必要ですが、お家撮影ではそんな必要はないですよね。

撮影していてベビーが少しでも機嫌が悪くなったり、眠そうな素振りを見せたら、たとえ思い通りの写真が撮れていなくてもその日の撮影は中断しますお家だからこそ、撮影のチャンスは何回でも、しかもまたすぐにやってきます。どうか怖い顔して撮りたい写真撮れるまで粘る!なんてことをしないでくださいね。撮影は絶対にベビーファーストです。
こういう、ベビーへのちょっとした思いやりの積み重ねが、イヤイヤ期以降に撮影やカメラを嫌がることを防ぐことに繋がっていきます。画像10

撮る側もベビーもご機嫌で♪

自宅撮影の時はもちろん、ベビーモデルとして現場に行く時にも共通するのですが、ベビーがリラックスしたお顔や笑顔を引き出すには、ママパパが楽しそうに笑ってること、つまりご機嫌さんでいることが大切です。撮影現場やオーディションも経験してますが、これは本当に大切!

スタジオなど現場は常に沢山の人がいて、緊張する赤ちゃんも多いです。そん中でママも不安そうなら、もうベビーも泣き出しちゃいます。ママが、大丈夫、楽しいよ〜ってご機嫌に笑っていればベビーも安心♪ これは現場でも、おうちでも同じ。お家で写真を撮る時はママが楽しそうご機嫌で撮ってあげてください。

まとめると、ベビーの笑顔を引き出すコツは
・ベビーファースト
・ツボを押さえる
・撮る側もベビーもご機嫌さん


【応募にあたってママパパの心の準備】

最後にお伝えしたいのが、応募するに当たってのママの心の準備について。
現実的な話をすると、ベビーモデルってやっぱり厳しい世界。落ちることもあります。実際うちも、選考を通っても最終オーディションで不採用ということもありました。そこで大切なのは
ママが結果にこだわりすぎずないことだと思っています。
と言うのも、ベビーモデルのキャスティングってものすごく細かく分かれているんですね。

・月齢
・毛量が薄毛 / 縛れるくらい長め
・プニプニしてる / ラインが細め
・お座りできる / できない
・ズリバイできる / できない
・ハイハイできる / できないとかとか
・歩ける / 歩けない などなど

もっと細かく分かれてるかもしれないですが、ベビーモデルってこんな風にごくごく限定的なスポットにマッチングしていく世界です。そのため、可愛くても限定的なスポットにマッチングしないから落ちる、なんてことはよくあります。ですからどうか、1つ1つの応募にこだわり過ぎず切り替えることが大切です。
受かっても落ちても我が子が世界一可愛いのは変わりないですから!
ママは結果を気にしすぎないことです。

し・か・も です!

受かる時って、1,2週間くらい前に、この日・この時間にどこどこのスタジオ来れますか?と突然電話がかかってきて決定したりします。モデル事務所に所属していればもっと事前に決まるのかもしれないのですが、我が家は特に事務所に所属にしていないのでいつも急でした(汗)。

モデル撮影の月齢にたまたま合うこと、予定が空いていること(スタジオやカメラマンをおさえてるので変更は基本ないです)、予防接種や検診もなく母子ともに元気なこと(大事)と、これが全部揃うって結構大変なことです。これらが全部揃うってやっぱりご縁がある時だと思うんです。私自身、我が子がベビーモデルとして採用された時はそれはもうびっくりする程急なスケジューリングでしたが、特に予定もなく撮影に行けました。そのことからも、ご縁がない時はどうやってもないのだなと思えました。切り替えは大切です。

そして『写真は撮れば撮るほど上手くなる』これは事実です。
結果がどうであれ、撮った分だけ写真の技術は確実に上がっているし月齢フォトとしていい記念にもなるので、受かっても落ちても何にもマイナスではないんです。むしろプラスですね!

ベビーたちはどんな子も、モデルの経験があってもなくても親にとって世界で一番可愛くて完璧な存在であることには変わりありません。ですからベビーモデルの応募や結果でママパパが一喜一憂しないことです。
今ここの可愛い時期の育児ライフを楽しんで、絶対にモデルにするのだ!と言う気持ちよりも、楽しむ気持ちで応募していただくのがいいのかなと個人的には思っています。実際私も、採用された時は応募したことを忘れていた、と言うのが正直なところです。

もしもこのnoteがきっかけで応募されたベビちゃんが、ベビー用品の広告や読者モデルとして見れる日がきたらすごく嬉しいので、その時は是非是非教えてくださいね♪

最後までお読みいただきありがとうございました。
是非可愛い可愛いお子さんの写真、工夫を楽しみながら沢山撮っていただけたら嬉しいです。



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