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#001 終活を考えたきっかけ

2023年3月に息子が大学進学で家を出た。

親から自律したいという本人の強い希望を叶え、意気揚々と一人暮らしを始めて早いものでもう一年が経つ。

息子が家を出るにあたっては、

① 家にある彼の持ち物は、一つも残さず全部持ち出した
②「休みとか短期で家に帰ることはあるけど、卒業後も、実家に舞い戻って一緒に暮らすことはない。」と明確に宣言された

この二つがきっかけとなり、私も覚悟が決まった。

もう戻ってくる予定のない息子のスペースを大切にとっておく必要はないなと。それで、夫婦が快適に暮らせるようにリフォームすることにした。

割と大きな大工工事を要したので、リフォーム期間中、私たち夫婦は1週間ほど家からほど近いウィークリーホテルで過ごした。
これは少ないもので暮らす予行練習になり、タイミングもとても良かった。

リフォーム(帰宅)後は、思い切って物を処分でき、二人で生活するには充分広さを保てるようになった。

この頃私は、更年期障害で体調が優れない日々が続いていて、自律神経失調症のような状態だった。
鍼治療や漢方や、運動など、いろいろ試してみてはいたものの、なかなか好転しなかった。

そんな時、読んだ本に「大きく変える」のが効果をもたらすという言葉に出会った。リフォームを実行できたのはそんな後押しもあったからに違いない。
実際、このリフォームは大きなきっかけになり、とても良かったと、今でも実感できている。

このリフォームの一ヶ月後、高知と埼玉で2拠点生活をしていた両親が、「歳をとってきたら、2拠点生活は無理。まだ体力のあるうちに埼玉の家は精算する」と決めて処分に至る作業を始めた。

確かに、歳をとってから大量の物の処分は(いるいらないの判断にも相当なエネルギーが必要)なかなかにしんどそうだった。
処分を決めたものをゴミ捨て場に持っていく往復にも苦労していた。

その様子も、私が終活を考えるとてもいいきっかけとなった。

そして、物の処分の他にはどんなことをしておくといいんだろう?と、興味を持ったのが私の終活のスタートだった。

2023年秋のこと。

20240221

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