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#034『書く力 ポジティブに生きるためのヒント』

書家がいう、書く力の威力たるや。

言葉にも重みがどっしりこもっていた。

初めて読んだ時、私自身体調不良で、武田さんが序盤で書かれていたご自身の体調不良と重なって、受け取るものが多すぎてキャパオーバーとなった。

読書ノートを書こうにも、一冊全部写すべき?というくらいに、溢れていた。

こういう時は、とにかく流し読みするに限る。何度も何度も。
すると、だんだん好きなことが凝縮していく。
それから書き写す言葉を少しずつ取捨した。

全ての人にそうかというとわからないけど、少なくともその時の私には響きまくった。

何度か読んでいくうちにエッセンスがより響いて、本当に凝縮したいくつかを心に沁み渡らせることができた。何度も読むことのメリットは、こういうことだなと痛感できた。

『書く力 ポジティブに生きるためのヒント』武田双雲著

書家だけど、墨で書く毛筆推奨というわけではなくて。
もっともっと簡単に書くことを説いておられて、敷居は低い。
(もちろん毛筆だったらもっともっと得られるものがあるのかもしれない。)

今回、その度重なる流し読みにかかわらず残った言葉をいくつか。

書くのは何よりもまず自分のため。
いきあたりばっちり
今を生きる。同時に望んだ未来を信じる。
私たちは、無意識のうちに、「自分の見たい情報」を見ている。

筋肉も毎日ほぐしていれば柔らかくなる。心も毎日ほぐしてあげて、カチカチに強張った感情を柔らかくする。書くことで感情がよみがえる。乱れていた思考が整う。書は、心のマッサージ。

『書く力』武田双雲著

書くことは生きること。ということを手を変え、品を変え、例を変えて教えてくれている。

書道に関わらず、ただ、紙にペンで書くことの大切さを教えてくれる。
素晴らしい本だった。

感謝の重要性を理解し始めているこのタイミングでこの本に出会えたのも、ご縁かな。
武田さんも感謝の人だった。

ご自身を感謝オタクと称していたし、「人生のミッションは死ぬまでにどれだけたくさんのありがとうが言えるか」と言ってらした。素晴らしい。私もその域に達したい。

折に触れて何度も読みたい。

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