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 多摩の英雄 新撰組

 新撰組。我が多摩の英雄だ。

 でも、この新撰組。
 学問の世界の学会というものが、あるならば、全く、学術的に問題視されていない。簡単にいえば、研究対象にもなっていないのだ。

 でも、庶民には、圧倒的に人気がある。近藤勇、土方歳三、沖田総司など、
剣に生きた志士達に、私も惹かれる。

 でも、幕末期を俯瞰してみると、
新撰組が、世に現すのは、一度だけ。
池田屋の変だ。長州や土佐などの
攘夷の志士を近藤勇、沖田総司ら4、5
人で、20人くらいの志士を一網打尽にした。長州の吉田稔麿、宮部鼎蔵ら、有能な人物を殺害した。
 新撰組は、近藤、土方はじめ、多摩の農民の出身だ。立派な武士になりたいとの一念であった。
 敵に遭遇して、背中を見せたら、切腹、卑怯な行動があったら、切腹。脱退したら切腹。そういう厳しい局中法度を定めた。とにかく、隊士は、薄氷を踏む思いで、毎日を暮らしていた。
 その実際の武士より、立派な武士でありたいとの思いが、現在の私達の心を打つものが、あるのだろう。

 京都時代、鬼の副長と言われた土方歳三は、鳥羽伏見の戦いで、薩長に破れ、
甲府、宇都宮、会津、函館と、転戦していたが、仏のように、優しかったらしい。

 時代を越えて、何かに命をかけて、
やることは、人の心を打つらしい。

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