見出し画像

大きく変化する時代の本質とは?

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

私が就職した時代は、まさに氷河期と呼ばれるものでした。
1991年、バブル経済がはじけたことによる就職氷河期です。

大学生活はラグビー部の活動がメインでしたが、
1月~3月はシーズンオフ、
大学1年時は12月上旬で自チームのシーズンが終了してしまったので、
アルバイトを始めました。
その当時B-3(革ジャン)とレッドウィング(革靴)が
流行していたので、購入資金に充てるつもりでした。

当時リクルートが発行していたアルバイト雑誌「From A」を
片手にアルバイトを探します。
バブル絶頂期、From Aは厚さ10㎝くらいあります。

就職活動中の先輩方は、六本木で飲んだ、銀座で食事してきた等、
会社説明会でリッチな接待を受けていました。
株価も不動産価格も高騰していました。
ジュリアナ東京の全盛期ですね!
今から30年前、昭和から平成へ移り変わるころのことです。

当然体育会系の私は、ガテン系の肉体労働、
一日2万円以上稼げるという触れ込みのを選びます。
しかし重たいボードの運搬中に、足の上に落とされて怪我を負いました。
バイト先の責任者は、私の怪我に対して対応を渋るのです。
大きなホテルの建設現場でしたので、大手施工会社からは
早く病院に連れていくよう指示があったのですが、
現場監督は労災適用を渋って金銭での解決を要求してきました。
時代を感じますね。

バブル経済により驕り高ぶった龍(リーダー)、
亢龍(こうりゅう)はかならず後悔します。

自分の力を誇示したり、利益を独占したりと、
私にとってバブル経済で浮かれる大人たちは、有頂天になっているような、そんな印象を感じていました。学生の身分なのに生意気ですね 笑。

時代は移り変わるもので、
当時は大賑わいだった肉体労働も、今では人手が不足しています。
賃金も下がっています。なぜでしょうか?

様々な原因がありますが、一番は大きな時代の変化でしょう。

1769年に蒸気機関車が走り、産業革命によって社会は大きく変わりました。
向上、設備、そのもとになる資本、さらには肉体労働者が中心の世界です。
1960年頃から、工場・設備から情報が世界の中心へ移り変わり、
肉体労働者ではなく知的労働者が中心になる社会へ変化しています。
ドラッガーはその変化は2010年から2020年に終わり、
新しい時代を迎えるといいます。
令和の今、コロナ禍を客観的にみるとなるほどなあと腑に落ちます。

明治、大正、昭和、平成、令和。
150年間、変化の時代が続いています。
今の一日の情報量は、奈良時代・平安時代の一生分の情報量だそうです!

ドラッカーは「ネクストソサエティ」の中で、
産業革命時代の蒸気機関実用化と、その後に現れた鉄道の関係を、
今のコンピューターの出現とその後50年後に広がった
インターネットの関係によく似ていると言います。

インターネットによりeコマースが生まれ、
経済、市場、産業構造が根底から変化しています。
製品、サービス、流通、消費者や消費行動、
労働市場さえ変化しているんです。

「鉄道が生んだ心理的な地理によって人は距離を征服し、
コマースが生んだ心理的な地理によって人の距離をなくす。
世界には一つの経済、一つの市場しなない」

これからの企業は、生産、流通、
販売においてグローバルな相互依存の関係を保ち、
なおかつグローバルな競争にさらされている時代なんです!

パソコンが普及し、効率化が進みました。
私も全国展開する会社に所属していましたので、
人事総務の仕事も革命です。本社機能を持つ部署でしたので、
内部情報をソフトコンテンツとして活用し、やりやすい環境となりました。電話からメール、今ではオンラインで会議もできます!
交通機関を利用して、遠隔地へ行かなくても会議ができるんです。
世界の情報もインターネットを介して手に入れることができます。

情報は光です。
その情報に、「時代の変化の兆し」を感じずにはいられません!


この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

サポートいただけたら幸いです。 よりよい学びや情報をお届けするために使わせていただきます。