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「東京の夫婦」を読んで

友達から借りた「東京の夫婦」松尾スズキを読みました。
その前に読んだ「人生に座右の銘はいらない」のときからお兄さんが借金ひどくて縁を切っている旨は理解してたのだけど、こちらではお母様のお話も載っていて。アルツハイマーや脳梗塞でもう話せない状態ということ、検査の状態が良くなくて病院移設するとか、父のことを思い出しました。

父はアルツハイマーはなかったけど少し脳梗塞で、痴呆もあったこと、人工透析患者だったので病院併設の老人施設みたいなところで、
周りはきっと70代80代のお爺ちゃん、お婆ちゃんとかでたまにお孫さんが遊びに来てるとか
ふと周りを見たときに父だけが若くて(当時60歳)
こっちもしょんぼりしたもんです。
子供たち(兄と私)が働き盛りのアラサーで結婚してなくて高頻度で顔も出せないし孫とかいう存在がとても遠すぎてごめん、と思ってました。
(まぁそれは過去形でなく今も思う)

テレビのある談話室でひとりぼっちでぼーっとしてた父。
母が「男の人はそーゆーところでもうまくやれずひとりなんだろうね」と言ってたのもしみじみ思い出す。

最近テレビCMでも「100歳までの人生」
助長し過ぎじゃないですかね。
現実かもしれないけど私は両親が約60歳までしか生きてないので60歳以降の人生のイメージが何もできない。

「東京の夫婦」は
九州出身松尾さん51歳、茨城出身の奥さん31歳の日常的なお話で、私が冒頭暗そうな話してますが暗い話ばかりではないのでとても読みやすいです。
松尾さんがアフターストーリーで書かれているように松尾さんが亡くなったあと看取ってくれるひとがいないかもしれない彼女(奥さん)、そこは答えが見えなくてそれが子供を作らないと決めた夫婦の現実で。

「東京の夫婦」に限らず私は「東京の独身」だけど老後どうする問題、その前にこのまま独身なのか問題、と答えが見えないことばかりで今を生きているわ〜
(これは日々日々痛感している)

#東京の夫婦 #松尾スズキ #独身 #人生 #ライフ

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