梅雨の晴れ間
先週の木曜日に、御茶ノ水に行ってきた。うどんを食べるために。暑いとうどんが即座に浮かぶ、単純な思考回路なのだ。
この日は、梅雨の晴れ間といった感じで、気持ちの良い日だった。暑いは暑いけど、木陰に入ると、途端にひんやりとして、本格的な夏の到来はまだの先のよう。
一か月に一回、友人と食べたいものを食べにいく活動をしているのだけど、コロナの影響で3月以来の開催。街をゆったりと歩くのも久しぶりだ。6月くらいまでは、目的のことを済ましたら、すぐに家に帰っていたので。
ぼくは基本的にひとりでお店に入るのが苦手なので、誰かがいると心強い。入りにくいお店でも友達がいれば安心だ。
この活動はシンプルで、まず各々食べたいものを提案して、出た案のなかから話し合いで行くご飯屋さんを決める。一応、決める際の縛りがあって、予算は1000円、交通費はだいたい往復500円くらいであること。
御茶ノ水駅から徒歩6分。「うどん 丸香」に着いた。
人気の店とあって、8人くらい並んでいる。しかし、回転率は高いので、意外に早く店内に入れた。
頼んだのは、冷やかけ(460円)とかしわ天(280円)。
列に並んでいるときに注文したので、着席するやいなやお盆は到着。
きれいだ・・・。こんな感想をうどんに持ったのははじめて。早速、一口すすると、いりこのだしが効いたつゆとうどんが抜群に合う。だしはさっぱりとしていて、香りもいい。
かしわ天は、ももとむね肉の組み合わせ。うどんを食べるときは、やっぱりかしわ天。さつまいもとかかぼちゃも捨てがいたけど。小鉢のしょうがも加えれば、夏の元気回復に多大な貢献をしてくれます。
満足して、お店を出ると、外は相変わらず暑かったけど、気持ちは爽快なので、足取りも軽い。
「東京堂書店」をぶらつき、安定の「星乃珈琲店」に入店。ここは席がゆったりと取られているので落ち着く。クリームソーダを頼み、一休み。クリームソーダを飲むだけで、幸せな気持ちになれる単純さを大事にしていこう。
なにかのきっかけで、「探し物はどうやったら見つかるんだろう?」という話になった。
探し物って、時間をかけたからといって、見つかるわけでもない。自分があると思っていた場所にはだいたいなくて、思ってもみない場所で発見されたりする。
だったら、ぼくたちにできることは…。
これといった結論はでなかったけど、後日、探し方を変えていくほかないのではという結論にいたる。自分の探し方に固執するのではなくて、柔軟に、頭を冷静にして、違う探し方を取り入れてみる。新たな視点で探せば、案外近くに探していたものはあるのかもしれない。
と、そんなことを思った。
来月は、なにを食べに行こう。
最後まで、読んでくださってありがとうございます!