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自分を守る方法は、ただひとつ

自分を守る方法は、ただひとつ。動くこと、行動すること

これは、ナム・インスク『実は、内向的な人間です』という本に書かれていた言葉だ。年始あたりにこの本を読んだ。

内容も面白くて付箋もたくさんつけたのだが、なかでもこの言葉が強く印象に残っている。というよりも、かなり感銘を受けて、よしこの言葉どおりに生きてみようと思ったのが、2021年の上半期だった。

内向的な人間は、次々といろんなことを考えてしまう。それを防ぐには行動が必要。行動だけが考えごとを減らしてくれる。

なるほどと強く思ったその日から、頭のなかの目立つ位置にこの言葉が鎮座した。自分を動かすスイッチになった。

なにかをやろうとするとき、つい「やめとく」ほうに比重がかかってしまう。天気悪いしなぁ、遠いしなぁ、めんどくさいなぁ、理由を見つけては行動を阻もうとする。

そんなとき、「自分を守るために行動する」という考えが自分を後押ししてくれた。

ずっとそんなふうだと、いつかは考え事でがんじがらめになって、身動きができなくなってしまうと、わかっているから、私はあえて本来の自分に逆らい、“やってみる”ほうを選ぶ。

ナムさんは、「いまのところ、行動に裏切られたことはない」といっていたが、ぼくも同意見だ。ここ6ヶ月を振り返ってみても、行動することでなにかしらの成果(失敗も成功も含めて)を得たと思うし、裏切られた感覚はない。

お金を体験に変えようと思えるようになったことも大きい。これは友だちの影響。

もちろん無理しない範囲ではあるが、内にこもる時間を減らし、外の世界に飛び出すことができた。

この前も荻窪の本屋さんに行ったのですが、行く前はどうしようかなと思ったけど、行ったら行ったで楽しいんですよね。あらたな刺激を得られるというか。

10代、20代の前半は、内向的の真逆である積極的な人間になろうとして、うまくいかなかった。そうすれば生きやすくなると思っていた。いま考えると、0から100に振ろうとしていた気がする。自分の性質を180度替えるのはなかなか難しい。

いまは、内向的な人間であることを受け容れつつ、そこに極端に少なかった行動を加える感じでやれば、すこしは生きやすくなるのかもなと思っている。

ときには内にこもって、ときには行動して、うまくバランスをとりながら暮らしていければいい。




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