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楽しければ、それで

年が明けて、1週間後。世界の混沌はまだまだおさまりそうにないが、ぼくは、友だちと共に日本橋に向かった。

年始に「とんかつ」を食べる。

なんとも贅沢な始まりではないか。景気づけにはもってこいの料理。スタートは華やかに、ぼくらはいろんなことに勝たなければならない。

目的のお店がある「コレド室町」は、駅から直結している。地上に出ないで済むのはありがたい。この日は最大級の寒波が近づいているとかでものすごく寒かった。

「とんかつ 寿々木」はコレド室町2の地下1階にある。ランチ時だったので、少し待ったが、すぐに入れた。

「定食もいいな。いや、かつサンドも…。待てよ、かつ丼も捨てがたい」

頭の中で行われた会議は紛糾したが、ここはオーソドックスに「ひれかつ定食(1280円)」をオーダー。

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ひれかつ2枚に、しゃきしゃきキャベツ。漬物、しじみの味噌汁に、つやつやのご飯。キャベツとご飯はおかわり無料です。

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ひれかつは、とってもジューシー。でも、くどくなくてさっぱりとしている。お肉の脂身はそこまで得意ではないのだが、これは箸が進む。

かつときゃべつとごはんを交互に口に運びつつ、合間にしじみの味噌汁をいただく。赤出汁の味噌汁、たまに飲むと美味しい。

満足、満足。そのお値段を払う価値がある一品でした。

コレド室町の中にあるお店で、もう一軒気になっていたお店が「芋屋金次郎」。ハライチのラジオを聴いていたら、「ここの芋けんぴがおいしい」と言っていたので、それ以来気になっていたのだ。

最初は、250円のすでにパッケージングされたものを買おうとしたが、レジの横に「揚げたて芋けんぴ 500円」と、なんともそそる文言が掲げられているではないか。買うしかない。友だちと半分ずつ出し合い、購入。

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揚げたてなのでもちろん温かくて、芋けんぴのいわゆるカリカリッとした食感のなかに、お芋のほくほく感もある。芋けんぴは固いという印象しかなくて、あまり好きではなかったのだけど、これはいける。日本橋限定みたいなので、お近くに来た際はぜひ。

そのあとは、コレド室町テラスにある「誠品生活日本橋」に。もとは台湾のお店だが、中華文化圏以外でははじめての出店らしい。基本は書店なのだけど、文具や雑貨、お茶なども一緒の空間で売られている。

本の見せ方や棚の配置がユニークで、とても居心地のいい空間だった。静かに本を選べそう。日本橋に来る機会はほぼないのだけど、この本屋に行くために電車を乗り継いでもいいのかもしれない。

地上に出て、てくてく歩いて、有楽町の「DEAN&DELUCA」で、カフェラテを飲む。1月も、残すところ約あと半分。東京は緊急事態宣言が出された。これからどうなるかはわからないけど、自分のペースで、やるべきことをやっていこう。



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