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まだ出会ってないだけ

自分に合うものは、この世の中に溢れていて、それをぼくたちはまだ知らない。

高田馬場駅から徒歩10分ほど。今回の目的は、西早稲田にある「渡なべ」というラーメン屋。

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佇まいは、シックである。食券機でラーメン(880円)を買い、カウンター席に着くと、すぐに到着。

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濃厚な魚介豚骨スープは、好みが別れそうだが、苦みはなく、コクがある。そこに豚バラチャーシューと白髪ねぎと青ネギ。メンマは通常のものより3倍くらい大きい。

中細のストレート麺がスープに絡みつき、口のなかで魚介の濃厚なうまみが広がる。寒いと、ラーメンがよりおいしく感じられる。完食。

早稲田という土地は数回しか訪れたことがなかったので、しばし散策。まず訪れたのが、古書ソオダ水。

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6畳ぐらいのスペースに、漫画や文学、ノンフィクションなどなど幅広いラインナップ。本の状態もいい。古本屋によって、それぞれ特徴があるが、ここは、詩の本が多い。

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3冊、購入。自分の肌に合う空間だった。また来たい。

次に向かったのが、目白台方面。てくてくと歩いて「肥後細川庭園」へ。都内にある庭園、結構見てきたんですが、ここは一番かもしれない。しかも無料ときている。

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門をくぐり、庭園に入れば、一気に牧歌的な雰囲気に。おじさんがカメラ構えて花の写真を撮っていたり、ベンチでただ庭園を眺めている人がいたり、ピクニックしている人なんかもいたりして、なんだかいいなと。静かで優しい時間が流れていました。

園内には、細川家の所蔵品を展示している「永青文庫」もある。あいにくこの日は展示物の入れ替えらしく休館。また行ける口実ができたと思うことにしよう。

目白台は、その地名に台がつくとおり高台にある。坂が多く、先ほどまでいた早稲田とはまるで趣が違う。川をひとつ超えただけで、こうも街の雰囲気が変わるとは。

早稲田は新宿区に属し、目白台は文京区に属する。区をまたげば、街のカラーもがらっと変貌を遂げるのだ。面白い。

目白台から、再び早稲田方面に戻る。

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これは途中にあった階段。なんだかワクワクする階段だ。子どもたちの絶好の遊び場に違いない。

「椿山荘」ちかくの歩道を歩いていたら、下校途中の子どもたちとすれ違う。2人の子があやとりをしていて、懐かしいなぁと感じると同時に、まだやるんだなぁという驚きが押し寄せる。あやとり、昔、よくやったな。

早稲田まで戻ると、駅ちかくの「cafe GOTO」に入店。これまたよかった。

店内は表現が合っているのかどうかわからないが、家とカフェの間といった感じで、とても居心地がいい。扉を開けると、目の前に手作りのケーキが並べられていて、それを食べた友だちは、絶品と言っておりました。そして、紅茶もおいしい。また来たいと思うお店だ。


自分に合うものが、まだまだこの世の中にある、そう思うだけで、希望が湧いてくる。充実した時間を過ごせる場所やモノにまだ出会ってないだけ、そう思える幸せ。早稲田周辺、いい街でした。




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