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「世間とズレちゃうのはしょうがない」を読んだ中三女子の感想

この本、伊集院光さんと養老孟司先生のコラボなんですよ。

すごくないですか?

母が古本屋さんで買ってきていて、机の上に置いてあったのを読んでみました。

よくわからないところもあれば「ああ、やっぱり」というところもあって。

まぁ、そういう感じの感想です。

よくわからなかったのは、自然を相手にする話です。

お二人が農業の話をしているあたりは、私に経験がないということもあってよくわかりませんでした。

反対に、「あぁ、そうだよね。」と思ったのは、「シーラカンスが生きていることが希望」という部分です。

何も変わっていないように見えても、実は少しずつ上昇していて、それが多様性が増しているということだ。という養老先生の言葉。

それって、私が「人間が生きる意味はそれぞれの物語が違っているということだ」って思っているのと似ているのかな。

そう思って。

周りの人達がそういうことをどう考えているのかはわからないから、「こう考えているのは自分だけなのかな。」と思っていたんですよ。

でも、案外そんな風に考えている人って多いのかもしれない。

そう、勇気づけられたというか、なんというか。

ただなんか、私が頑張って考えてたどり着いた考えだけど、皆そう思っていたのか・・・。

とちょっとした落胆もありました。

あ~でも、なんだろう。

周りの皆は違うんだから、誰にも話は通じないと思っているよりも気は楽なのかな・・・。

それから、「趣味の世界では不便を追求するのが創造的」という部分でも納得しました。

車で目的地に着いたら楽だけどつまらなくて、歩いたら時間はかかるし不便だけどそっちのほうが楽しかったりする。

そういうことですよね。

必ずしも便利なものがいいっていうのじゃなくて、楽しく生きるためには不便なものが必要、みたいな。

あ~でも、何か違うような。

上手く説明できませんが、そういうことも絶対にあると思うんですよ。

ちょっと賢そうに言ってみると、便利なことってAIとかが発達していくうちに人間がやる意味がなくなっていくと思うんですよ。

だから、これからの時代、人間は不便なことを楽しんでおけばいいんじゃないか・・・って。

100均の話とかデータ化の話とか、「そこまで考えたことなかった」けど理屈で考えると「あぁ、なるほど」という話もあって、勉強になりました。

読みやすい本ですし、他の養老先生の本を読む前にこれを読んでみるのもおすすめです。

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