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伝道師への道*できたかできなかったか、だけじゃない。

ひとり、伝道師として卒業しました。

卒業試験はレッスンです

彼女の場合、レッスンをしたい、というよりは
むすんであげたい、食べて欲しい、そんな風に感じた時
堂々とむすべるじぶんになりたい、というのが受講の動機でした。

きっと「え?むすべばいいじゃん」と思う方が多いと思いますが

他人に食べてもらえるおむすび、あなたはむすべますか?

なかなか緊張すると思うんですよね、自分がむすんだおむすび食べてもらうの。

家族じゃないですよ。
他人ですよ。

一口食べて「あ、おいしい」って感じてもらえるおむすび。
「ねー、おいしいよね」って誰とでも一緒に笑えるおむすび。
そんなおむすびがむすべるって
すごくすごく大きな財産だとわたしは思っています。


そして「堂々と」というのはとても大事なこと。

おいしいでしょ、とアピールすることではないですよ(笑)

なので試験はレッスンをします。
堂々と、の練習。

心がほどけるおむすび伝道師講座は
「おいしいおむすびがむすべるようになる講座」ではないので
この「堂々と」
言葉を変えると「凛と立つ」ということを丁寧に扱い
佇まいも大切にしています。


マニュアルがない講座

何度も書きますが「おいしいおむすびがむすべるようになる講座」ではないので、テキストはあるものの、そこに手順のようなものは一切書いていません。

心がほどけるおむすび独自のポイントや、なぜそれを伝えるのか
そういったことは丁寧に解説しますし
受講生一人一人を見ながら
ほどけるおむすびになるための体の使い方、呼吸の通し方はレクチャーしますが

心がほどけるおむすびにならない理由は
受講生ひとりひとり異なります。

なのでスタート地点も異なりますし
受講の動機によってゴールも異なります。

だからマンツーマンの講座なんですね。

それでも誰でも共通しているのは
「その人がよりその人になっていくこと」です。

ですから
心がほどけるおむすび伝道師講座は
おむすびをむすぶ、ということを通してより自分になっていく講座なんですね。


シンプルだからこそ自分が出てしまう

味つけなどの調理をする料理なら
ある程度のごまかしは可能です。
素材が良ければ良くなる可能性も高い。

ですがおむすびは
調理をしませんから
むすんだ人のエネルギーがそのまま乗ります。

どんなに良いと言われる食材を使っていても

食材と食材
そして、手をかけている人と食材が調和されていないと
食べた時に体中に癒しが広がるような
おいしさが染み渡るようなおむすびにはならないと
わたしは思っています。

ただしこれは「おむすび」の場合。

「おにぎり」は満腹になることが大事で
具のボリュームや大きさに重点が置かれているように思います。


心がほどけるおむすびは
むすんでいる人も
食べる人も
ほどけるおむすび。

そのほどける感覚が
より自分を生きる力を呼び覚ます力になるからです。


彼女の場合。

今回卒業した彼女は
初めて心がほどけるおむすびを食べた時
頭でおいしいと感じたんじゃなくて
とにかく体中においしいが広がった体験をした、と言っていました。

それを体験して欲しい人がいる!と思ったのが受講の動機だったそうです。

大切な人に
こういう体験をして欲しいって思ったんでしょうね。

そのために彼女に必要だったのは
「今の自分でもいいんだ」と今の自分に○を出す練習でした。

おむすびをむすんで
不格好だったり、堅くなったり、するわけです。
目の前に、自分の分身みたいなおむすびがいるんですよ。

見た目は肯定できるようなものじゃないけれど
食べたらおいしいわけです。

堅いからってまずいわけじゃない。

不格好だって
丁寧にむすんだのは伝わってくるんです。

そうしたら愛おしじゃないですか、自分の分身であるおむすびが。

そうやって
自分を愛おしむことを練習していったんですよね。

そうするとね
パートナーとの関わり方や母親との会話が
少しずつ少しずつ、本当に少しずつだけど変化していって。

半年間いっぱいいっぱい
心も手も動かして
変化していって。

レッスンの運営自体は上手にできなかったけど
(だから本人絶対卒業できないって思ったんですって 笑)

成長はいっぱいしたんです。
進化もいっぱいしたんです。

前だったら失敗したら
「あー!!」って落ち込んでいて戻って来れなかったのに

「失敗したってチャレンジできた自分にまず○」
って考えられるようになった。

これ、すごくないですか?

被害者になっていじけて拗ねている方がよっぽどラクなんですよ。

自分で勇氣づけて
顔上げて
次の行動へ自ら挑戦しに行かれるって
決して簡単なことじゃないです。
(高いレベルのスポーツ経験あれば別かもしれないけど)

この半年で
より自分になっていくことにチャレンジし続けたし
自分を生きる力を呼び覚まして、これからもそれをしていく。

そう決めた彼女は
半年間の学びをしっかり習得したとわたしは感じたので修了証を渡しました。

形ばかりがよくなった時期もありました

レッスンを運営することは
まだまだ練習が必要なので
きっとお声がかかると思います。
そんな時は温かく応援していただけたら幸いです。


▼伝道師講座の様子はマガジンに。
心がほどけるおむすびに興味ある方は
楽しんで頂けると思います▼


▼心がほどけるおむすび伝道師講座の詳細はこちら▼

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