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慢性痛の評価スケール【CSI・PCS】

火曜日ライターの松井です!

リハビリを進める上で痛みは大きな問題点の1つであり、痛みをとること自体がゴールとなることも少なくありません。

痛みは、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、侵害可塑性疼痛の3つに分けられ、特に組織の治癒過程を過ぎても痛みが残存し、3ヶ月以上続く疼痛を慢性痛と呼びます。

慢性痛は上記の3つの内、侵害可塑性疼痛に含まれ、いわゆる心理的な痛みと言われるものはここに分類されることがあります。

僕自身は病院で急性期や外来リハ、老健で入所・通所リハに関わってきて、どの時期であっても慢性痛と呼ばれるような痛みを抱える方は少なくないと感じています。

特に入所・通所リハではその傾向が強いですが、病院であっても膝OAやヘルニアの保存症例、肩関節周囲炎や慢性的な腰痛、頚部痛など、慢性痛を疑うような症例は多くいます。

ですが、「慢性痛ってどうやって評価したらいいの?」と思う方も少なくないはず。

実際、僕も以前は心理的な問題だから…と片付けていましたが、しっかり評価することで改善できるものもあります。

今回は慢性痛に焦点を当て、その評価方法を中心に解説します!


慢性痛以外の鑑別は大前提

ここでは慢性痛の評価について解説しますが、その前に侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛の可能性を除外することが大前提です。

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