旦那の大阪転勤で大阪に住んで4年目突入目前、4歳子育て中主婦unu(ゆーえぬゆー)です！この話は私が大阪に越してきて最初の年、2018年の出来事です。

(1)旦那の転勤先の大阪で寂しくなりすぎて、謎の女優活動スタート！

 脈絡なさすぎて意味わからん！とは思いますが。元々は関東人の家族3人(夫婦と一歳男児一人)でしたが、この春旦那の会社の都合で大阪にお引っ越しすることに。

最初は慣れない地域に戸惑いながらも上がっていたテンションも落ち着き、段々と知人のいない地に寂しさを感じ始めていました。

 今までも妊婦期間中にボイトレに行ってみたり、謎行動の多い女なのですが、「演劇」という自分と関わりが無くも気になる存在にこの機会に手を出してみたくなりました。「知人がいなくて寂しい」ならいっそ「人の目を気にせずやりたい事やろう」と、振り切ってみました(?) 

 こんなサイトを見つけたので、自分でも需要の可能性があるかも？と思えるオーディションにメールを何通か送ってみました。

すると、立命館大学の卒制の映画に参加できる事が決まりました。そしてその顔合わせで、大学の施設がある京都の撮影所に行く事になりました。

(2)ドキワクしながら京都の撮影所へ。

2歳になった子供を連れて、(卒制だし脇役なのでほぼ衣装がないので)指定された自前の服を何点か持って、電車を乗り継いで向かいました。嵐電という京都の路面電車も初めて乗ったりして、息子も私もウキウキです。 

 いざ着いてみると思ったより大きな施設で、プロデューサー担当の男の子に連れてもらい一室へ。中にいた監督の女の子も一緒に少しお話をさせてもらいました。二人とも落ち着いていて自分の大学時代と比べるとめちゃくちゃ大人びてていて驚いたな〜って思ったのを覚えています。

 話を終えて別部屋で息子と買ってきたご飯を食べて、満足感いっぱいで帰路に着こうとエレベーターに乗りました。

(3)エレベーターでばったり。

目的の一階に着いたな…と思ってエレベーターの[開]ボタンを押していると、開いた扉の向こうに昔の時代っぽいカツラを被ったマネキンが居てこっちに歩いてきます。

(おや…？)

なんかおかしいな、と思ってよくみると、これこそがちょんまげのカツラを被った俳優の溝端淳平だったんです！

ちょっと本物が「イケメン」の向こう側というか、本当にお顔が整いすぎていて現実感がなかったんですよね。お人形さんのような目鼻立ちでした。その後の流れが以下です。 (興奮しすぎて記憶が曖昧なのですがざっくりこんな感じ。)

溝「お疲れ様です〜」一人で乗り込み、パネルの前にさっと立って代わりに  　 [開]ボタンを押してくれる。 

 私「…。」焦って会釈のみ。なんて声かければ良いかまじで浮かばない。

 私「〇〇(息子の名前)降りるよ〜」そそくさとベビーカーを押し始める。 

 溝 「かわいい名前ですねえ」笑顔で更に一声くれる。

 私「！！　…あの、い、イケメンですね！！！」

会釈しながら逃げ去る。  


そう。芸能人なんて全員調子こいてるだろうと鷹を括っていた私は、そういう人に気さくに声をかけられた事に動揺してこんな返しをしてしまったんですね。今思い返してもすんごく恥ずかしいです。

せめて「本物はテレビよりも素敵ですね。応援します！」くらい言いたかったな。  この日は2018年8月22日で、後で調べたら「立花登・青春手控え3」という時代劇がその年の11月から放送されていたらしいのでこれの撮影だったのかも？

(4)まんまとちょっとファンになる。

 正直この時まで拝見してもさっと名前が出ないくらいの認知でしかなかったのですが、やっぱりテレビとかCMで見かけたら見ちゃうようになったし、好感度がかなり増しました。

あと勝手に、あんな若くてイケメン俳優でも気さく→色んな荒波に揉まれてるんだろうな→芸能界まじ怖…！ともなりました。

私は主人と一緒に日曜劇場を見るのが好きなのですが、2021年1月から放送しているドラマの「天国と地獄」に溝端淳平さんを見つけて心の中で「やったやん淳平！」って感じです。(身勝手な距離感！)八巻という役のキャラクターも楽しいので応援せざるをおえない。今これを打ってる翌日が最終回スペシャルなのでリアタイしたいな〜

(5)余談。演劇活動その後…。

 この時参加していた立命館大学の卒業制作は無事撮影を終えて、2019年2月にイオンモール京都の中の映画館で上映されました。

そして私がこの後出演できた映画はこれひとつだけ。

他の映画のオーディションには全く引っ掛からず、舞台に手を出したらそのあまりの奥の深さに音を上げました。そして自分が表現するなら絵しかないな〜と思い至り、ここ半年くらいはほぼ毎日お絵描きしています。私のお絵描きが何かの形で実ったら良いなとぼんやり思っている日々です。