小野田光

短歌。「かばん」会員 。2018年東京歌壇(東京新聞)年間賞。第64回角川短歌賞佳作。歌集『蝶は地下鉄をぬけて』(書肆侃侃房)発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4863853475 /写真。NPS会員。/よろしくお願いします🖌📷

見えるとよいもの/もちはこび短歌(13)

真夜中をものともしない鉄棒にうぶ毛だらけの女の子たち 東直子『春原さんのリコーダー』(本阿弥書店、1996年/ちくま文庫、2019年)  わたしにとって、東直子さんは、...

束の間の明るさ/もちはこび短歌(12)

文・写真●小野田光 【初出:「かばん」2018年9月号「今月の歌」に加筆】  明るい短歌が好きだ。1920~30年代のモダニズム短歌には、大正デモクラシーの余波を受けて、...

タイムマシン短歌/もちはこび短歌(11)

文・写真●小野田光  わたしが自分の脳内に記憶して、日々どこへでも持ち運んでいる一首を紹介する<もちはこび短歌>。今回は、歴史がたのしくなる歌を。 岩と岩の間に...

ヤリのハンザワ

文・写真●小野田光  将棋には「香車」という駒がある。一回にひとマスずつしか動けない多くの駒と違って、一気に何マスでも進むことができるが、後ろや斜め、左右には動...

月の匂い/もちはこび短歌(10)

文・写真●小野田光 終電ののちのホームに見上げれば月はスケートリンクの匂い 服部真里子『行け広野へと』(本阿弥書店、2014年)  夜遅くに仕事を終えて帰宅する途中...

やわらかな強さ/もちはこび短歌(9)

文・写真●小野田光 スニーカーの親指のとこやぶれてて親指さわればおもしろい夏 陣崎草子『春戦争』(書肆侃侃房、2013年)  この歌に出会ったのは2014年のこと。書店...