もはやメンタルの問題では無いんだよ

先月末感冒症状が出て、専門病院を受信したら誤嚥性肺炎だとの事。1週間ほど入院して今でも後遺症が残ってます。

原因と言えば強く自覚が持てるものが2つあります。ひとつは酒です。する事が無いことや、人間関係のなさや不眠を埋めるために常用していました。ただ、好きで飲んでいるのとは違うので家で飲むのは退院後はやめられています。

もう1つは歯磨きです。これは家が機能不全家族だった事が大きく影響します。歯磨きの習慣と必要性の理解が無かったので、この歳になってもあまりやりませんでした。

数年前に医療の資格を取る際に、歯科の事も学んで、初めて歯磨きの必要性を知りました。ただ、成長期間を過ぎて歯磨き習慣を身につけるのは、結構難しい事でした。

今回肺炎で入院した事で身をもって必要性を知ることができたので、これからはちゃんとやって行こうと思っています。ただ、歯磨きに限らず新しい習慣を大人になって身につけるのは、結構難しいのです。

ひきこもり脱出時はほぼ廃人だったので、引き出しを開けたら閉めるとか、そういう事も出来なくなっていて、全て意識的に覚え直ししないといけなかった。

私の場合は1回受けた躾が、長期のひきこもり期間の為になくなってしまった面もありますが。児童教育の面でもあります。

精神的虐待、ネグレクト的な事や、教育機会を奪われた人に共通していると思う事があります。怒鳴られた心の傷は癒えても、受けられなかった教育や、痛みと共に教え込まれたおかしな事を振り払うことは、とても難しいのです。

私がひきこもりをやめてメンヘラ系のSNSをやっていた頃、あまり友達を作ろうとしなかったのもその事が理由ですが、なにか壁にぶつかると、メンタルがーとか発達ガーとかで終わってしまう人が多かったから。

壁の手前には何か原因があります。改善したくないなら話は別ですが、そうでない場合は原因を知らないと行けないのです。

私が社会復帰したのは、自分のものと言える人間関係が欲しいという理由もあります。これも親に破壊されて、築く事とその方法を自分から閉じてしまった事ですが。

病んでいても人間性はありますね。私は鬱だけどディズニーランドが好きな人とかは、そもそもの人間性が違うと思って、興味を持てなかった。

今はネットを使うのが上手い人は、欠点を治さなくても生きられたりしますが、そういう人は基本的にひと握りだと思います。

私のように体が弱かったりすると、自分の悪癖の影響は特に受けやすいです。

本来なら全てを受け入れるのが正しいのかも知れませんが、原因が家庭での教育にあるものなどで苦痛を味わうと、たまに他の人が背負うべきの十字架を背負ってる気になる…。

日本は格差も開いて来ました。ここ近年で思うようになったのは、親の教育意識によって、子供がいい仕事に就けないと言うこと。

底辺で働いてるので感じるようになりましたが、将来は社会に出て自力で生きて行くという意識が持てていない子は、勉強する目的も持てず、学生時代に遊んでしまって資格も取らず底辺落ちしてしまう。
 
まあ、私がそこまで思うことは無いんですが、私の甥もそういう感じになってしまいました。親は大企業で働いて家庭的にはそんなに問題がないですが。

家の血統はつくづく子供に役に立つ事を教えられないんだなとは深く感じました。もしこれを読んでいる底辺労働の方も、流れでそうなってしまったなら、もう少し周りの大人に腹を立てて良いと思います。


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