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起業から2年が経過して

起業のアレコレを書こうと思って始めたnoteでしたが、気づけばもう2年になりました。
とりあえずここ2年の起業を振り返ってみようと思います。

2022年1月に開業届を出して個人事業主となって今は2社と顧問契約を結ばせていただき、なんとか仕事を続けています。

うつ病の治療を続けながらのこの2年余りは、気分のアップダウンを繰り返しながらも回復しつつあることを実感しています。ただ本調子ではないのも事実で、発症前の6割程度といったところです。診察してくれる医師からは時間がかかると言われましたが、本当に時間がかかるんだとしみじみ思っています。

仕事への復帰は昔からお世話になっている社長さん2人から声をかけてもらい、それぞれの会社を手伝うことから始まりました。心身ともに慣らしながら少しずつしか仕事を増やせなかったので、リハビリといった方が正しい表現でした。2人の社長さんはそんな自分を辛抱強く待ってくれました。2人にはお礼を言っても言い足りないくらい感謝しています。本当にありがとうございます。

開業に先立って1人の社長さんに相談したところ屋号を付けたらと提案されました。いろいろ考えてみましたが、まずは個人で自立しようと思い、屋号は付けずに「経営コンサルタント」と名乗ることにしました。

「経営コンサルタント」と付けたはいいけれど、しばらく経ってもどうも馴染まない。本当に浮ついた感じになって落ち着かなくなったものです。

例えば、地域の社長さんの集まりに行くと「何をしてるんですか?」と聞かれるんですが、いつも小さな声で所在なさげに「経営コンサルタントです。社長の仕事を手伝ったりしています」と答えてました。聞いた相手は「そうですか」と言いつつ首を傾げて、よくわからないといった表情でこちらをみました。その表情を見るたび「俺は何をしているんだろう? 何者なんだろうか?」と考え込まずにはいられませんでした。

その疑問がなぜ生じたのか、ハッとさせられ得心した出来事がありました。それは2022年10月1日に購入した、ジェイ・エイブラハムの「新訳 ハイパワー・マーケティング」の中にあったのです。

「第2章 現状を把握する」に50の質問がありました。これに答えることでビジネスやキャリアの強みと弱みについて幅広い洞察を得ることができるとありました。読み進めながら答えていきました。

「5 クライアントを生み出す方法のうち、あなたのビジネスを築き上げたのはどの方法でしょうか?」で引っかかりました。

今の自分はクライアントを生み出していないことに気づきました。その後も答えられない問いが多くありました。50問が終わっと時には、自分はまだ経営コンサルタントとしてクライアントを獲得していないことがはっきりと分かったのです。今は2人の社長さんのお世話になっているだけだと。

そこから自分のビジネスというものを考えるようになりました。
・自分はどうなりたいのか?
・自分には何ができるのか?
・自分に提供できるものは何なのか?
といったことに向き合ってきました。

今は「成長志向の社長の役に立ちたい」ということが大元にあることが確認できました。そして思考を整理することが得意なんだと気がついたところです。これをベースに商品ラインナップを考えていこうかと思っています。

2024年は2人の社長さんに恩返ししつつ、クライアント獲得に向けて(うつのアップダウンと付き合いつつ)取り組みます。

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