最近、「マインドセット」というワードを、見聞きする機会が多くなりました。これまでの経験や教育、先入観から作られる思考パターン、固定化された考え方のことです。

要するに過去の教育と経験から刷り込まれた、「考え方のクセと思いこみ」です。日本のように画一化され、金太郎飴を量産している教育では、マインドセットのスケールが小さく、狭くなりがちです。

マインドセットの提唱者の一人、スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授の研究によれば、マインドセットは「成長型」と「固定型」の二つに大別されるようです。

成長型（グロースマインドセット）は、「自分の能力は努力次第で成長させることができる」
固定型（フィックスマインドセット）は
「能力はもとまと決められていて変えられない」

成長パターンが望ましいことは言うまでもありませんが、たいていの人は成長と固定マインドセットの両方を持っていて、自分の意志で変えることは可能です。

脳科学の分野では、人間は行動の95%は無意識に行なっている、と言われています。中には自分の能力を低く見積り、抑制しているマインドセットも見かけます。

刷り込まれたストッパーを意識的に外すことで、成長型マインドセットに変貌し、飛躍的に能力を向上させることが可能になります。

占い師も、そのストッパーを取り外すお手伝いをしていますが、アメリカの心理学者、ウィリアム・ジェームスは

　・心が変われば行動が変わる
　・行動が変われば習慣が変わる
　・習慣が変われば人格が変わる
　・人格が変われば運命が変わる

マインドセットをチェンジするためには、先ず「心」を変えてから、「行動」を変えることが成功の大原則だと述べています。

一方、米国コーネル大学が発表した論文（2018年）では、「成功は多少の才能と多くの運が影響している」ことを証明しました。

その「運」も、量子力学の「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」において、科学的解明が進められています。可視化できない運の科学的分析はまだ緒についたばかりです。

平均寿命が100歳まで延びた今、人生は二毛作、三毛作を謳歌するべきです。固定観念を取り払って、自らの可能性を耕していく、「脳耕民族」を目指しませんか。

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