政府は変わる。私は国民に仕えている。政府が国民を守れるよう、私は情報を集めている。政府が国民に嘘をつくためではない。(オフィシャル・シークレット)

映画「オフィシャル・シークレット」を観ました。

イラク戦争直前、英諜報機関で働く主人公は、イラク攻撃のために行われていた違法工作について、リークする。

国家機密をリークした罪で問われた時の主人公のセリフがとても印象的だった。

“Governments change. I work for the British people. I gather intelligence so that the government can protect the British people. I do not gather intelligence so that the government can lie to the British people.”

政府のために働くのではなくて、政府を通して英国民のために働いている。だから、政府が英国民に対して嘘をつくために働いているわけではない。

大きなリスクを背負いながらも、強い正義感と自分の信念を持っている主人公の言葉と行動が心に残った。

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自分の仕事と直接関係ある部分だけを見るのではなく、その先の誰の何のために働いているのか。

自分の所属する組織で正しいとされることは、もっと広い視野で見た時にも正しいことなのか。

自分の言葉と行動に責任をもって生きていかなければと思った。