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ネットワーク規模「LAN、PAN、MAN、WAN」とは?( IoTのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書)

「図解即戦力 IoTのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書 IoT検定パワーユーザー対応版」を読みました。 「IoTといえば、モノとモノが通信で繋がることで便利になるんだな」という程度でした理解できていなかったのですが、本書を読む事で、IoT概要は勿論、IoTに関係する「ネットワーク」「デバイス」「プラットフォーム」など、少しとっつきづらい情報を広く浅く全体像が掴めるようになったと感じました。 IoTの基礎となる「ネットワークの規模」について本書で学んだことをまと

    • 「考え方」を表現する(ベンチの足)

      佐藤雅彦著「ベンチの足(考えの整頓)」を読みました。 暮らしの手帖での連載をまとめた書籍「考えの整頓」第2弾です。 佐藤雅彦さんの作品は、小さな頃見ていたNHK Eテレの番組「ピタゴラスイッチ」や「考えるカラス」から、少し大人になって読み始めた書籍「ヘンテコノミクス」「プチ哲学」「新しい分かり方」など、どれも面白くて、沢山見たり、読んだりしてきました。 今回、佐藤先生の新しい本を読んだことを、きっかけに、佐藤先生の作品の多くは「考え方」を伝える、表現している作品だと知り

      • デザインへのこだわりは「時間のムダ」ではない(伝わるデザインの基本)

        「伝わるデザインの基本 増補改訂3版 よい資料を作るためのレイアウトのルール 」を読みました。 PowerPointやWordなどの資料を作る際に、わかりやすく魅力的なデザインにする作業が好きなので、もっともっと上手になりたいなと思い、本書を手に取りました。 本書を読んで、学んだこと、特に実践してみたいと思ったことをまとめます! デザインへのこだわりは「時間のムダ」ではない「資料作成にこだわり過ぎるより、お客様と話す時間を作った方が良い」「社内資料のデザインはこだわり過

        • A面→B面→A面が成り立つ多数の仕掛け(イニシエーション・ラブ)

          堤幸彦監督映画「イニシエーション・ラブ」を観た。(ネタばれあり) 「最後の5分全てが覆る」 何がどう覆るのかを考えながら、2時間視聴した。 映画は、カセットのA面、B面のように、2つのストーリーが描かれる。 A面の1年間とB面1年間の時系列は実は逆だったという、ごく単純な引っ掛けだ。 しかし、時系列が逆だとは気付かせないように、沢山の仕掛けが用意されている。 主人公の名前(鈴木タッ君)、贈り物のエアジョーダン、誕生石のルビーの指輪、海に着ていく新しい水着、東京の会

        ネットワーク規模「LAN、PAN、MAN、WAN」とは?( IoTのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書)

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          取次ぎ7割、大手2社7割(HAB本と流通)

          「HAB本と流通」を読みました。 本の流通ってどんなかな?と思って、ササッと流し読みしました。 本を読んで知ったのは、本の流通の7割が取次ぎを通していて、取次ぎを通っていく本のまた7割が日販またはトーハンという大手の取次ぎ会社2社が担っていることです。 そんなにも多くの本が、数少ない取次ぎを経由してから、個々人の手に渡っていっているとは面白いなと思いました。

          取次ぎ7割、大手2社7割(HAB本と流通)

          「バリューマップ」と「顧客プロフィール」をフィットさせ続ける(バリュー・プロポジション・デザイン)

          「バリュー・プロポジション・デザイン 顧客が欲しがる製品やサービスを創る」を読みました。 新規ビジネスのマーケターとして、顧客や製品の理解を助けるフレームワークに興味を持ちました。 本書は、スタートアップ企業や既存組織の新規事業開発で「新しいビジネス」を作るためのフレームワーク「バリュープロポジション」についての本です。フレームワークの解説から、活用プロセスの説明、具体例を、豊富なイラストを使ってわかりやすく説明している本でした。 バリュー・プロポジション本書によると、

          「バリューマップ」と「顧客プロフィール」をフィットさせ続ける(バリュー・プロポジション・デザイン)

          ヒューマンエラー防止には「作業の構造」を意識する(ほめる文化がヒューマンエラーを減らす!)

          中田亨著「ほめる文化がヒューマンエラーを減らす!―ハード×ソフト×マネジメント」を読みました。 本書第3章「間違えさせない見せ方」の中で、マニュアルは「フローチャート」よりも「表型」がわかりやすいと書かれていたのが印象的でした。 フローチャートの方が視覚的に手順が辿れてわかりやすいかなと私は思っていました。しかし、本書によると、実は「手順間違いのミス」を減らすためには、手順を視覚的に把握しやすいフローチャートよりも、作業の構造を把握しやすい表型のマニュアルの方がミスを減ら

          ヒューマンエラー防止には「作業の構造」を意識する(ほめる文化がヒューマンエラーを減らす!)

          ティーチングだけで終わらない1on1(ヤフーの1on1)

          本間浩輔著「ヤフーの1on1 ― 部下を成長させるコミュニケーションの技法」を読んだ。 この春、初めての後輩育成・サポートをする立場となったため、後輩を効果的に育成・サポートし、経験を自分自身の成長へ繋がるためにも、まずはインプットが必要だと思い本書を手に取った。 後輩の育成・サポートとして、毎日30分の会話の時間を取るようにしている。本書を読みながら、どうすれば、後輩と会話する30分の時間をより後輩にとって意義ある、充実した時間に出来るかを考えた。 1.「7:2:1」

          ティーチングだけで終わらない1on1(ヤフーの1on1)

          ユニバーサルカラーデザイン「高齢者の見え方の特徴」について(色彩検定UC級)

          色彩検定UC級の過去問を解きながら、カラーユニバーサルデザインの勉強をしました。歳を重ねることで、どのように見え方が変化するのか理解を深めることができました。 歳を重ねることによる視機能低下の種類歳を重ねることで低下する主な視機能は下記のようなものだと学びました。 加齢による視機能低下 ・水晶体の硬化 ・水晶体の透過率の低下 ・焦点調節機能の低下 ・瞳孔径の縮小 ・網膜感度の低下 ・視神経の減少 このような視機能の低下により、歳をとると、視力の低下や老眼、色を見分ける感

          ユニバーサルカラーデザイン「高齢者の見え方の特徴」について(色彩検定UC級)

          初タイ映画(バッド・ジーニアス)

          映画「バッド・ジーニアス」を観ました。 初めて見たタイ映画、スリリングで、すっきりする映画でした。 「テストが出来る」ではなくて、「頭が良い」、主人公たちの行動が面白いなと思いました。 この「面白い」という意味での「頭の良い人」、魅力的だなと思いました。 また、タイの映画だけれど、タイの映画ということを忘れるくらい、勝手に思い描いている「タイ」らしさはない映画でした。

          初タイ映画(バッド・ジーニアス)

          石油に次ぐ新たな資源としてのデータの特徴(デジタルファースト・ソサエティ)

          「デジタルファースト・ソサエティ」を読んだ。本書の中で学んだ「モノづくりからコトづくりへの移行」、「石油に次ぐ新たな資源としてのデータ」についてまとめる。 モノづくりからコトづくりへの移行これまでの製造業は「モノを効率的に作って売ること」が最重視されていたが、これからは「モノを使い続けてもらうこと」が重視される。 所謂、モノづくりからコトづくりへの変革には、システム思考やデザイン思考、新価値創造が必要だ。 製造業のデジタル化はモノづくりからコトづくりへの変革を可能にする

          石油に次ぐ新たな資源としてのデータの特徴(デジタルファースト・ソサエティ)

          色の見え方のしくみを学んで、誰でも見やすい配色を身に着ける(色彩検定® 公式テキスト UC級)

          人によって見えづらい色があることに配慮したカラーユニバーサルデザインについて理解を深めるために、日本色彩研究所著「色彩検定® 公式テキスト UC級」で「色の見え方のしくみ」と「色覚の種類・特徴」を学びました。 色覚の種類人間の目はL錐体、M錐体、S錐体という3つの錐体という細胞によって色を見分けます。それぞれ、Lは赤を、Mは緑を、Sは青を強く感じる錐体です。この錐体の有無や特性によって、多くの人とは異なった色の見え方をしている人が一定数存在します。 カラーユニバーサルデザ

          色の見え方のしくみを学んで、誰でも見やすい配色を身に着ける(色彩検定® 公式テキスト UC級)

          「デジタルの顧客のニーズ」を最短で、的確に、満たし続ける!(デジタルマーケティングの定石)

          垣内勇威著「デジタルマーケティングの定石 なぜマーケターは「成果の出ない施策」を繰り返すのか?」を読んだ。 本書を読みながら、自分自身のマーケティング業務を振り返ると、私も「成果の出ない施策」を行っていたことに気が付いた。 デジタルの顧客の特徴本書を読んでいて「顧客理解」と「デジタルの顧客理解」の違いを意識することが重要だと感じた。 普段、顧客と一番接していて、社内で一番「顧客」を理解している営業ですら、「デジタルの顧客理解」は出来ていないという。 デジタルの顧客の特

          「デジタルの顧客のニーズ」を最短で、的確に、満たし続ける!(デジタルマーケティングの定石)

          少しでも「まし」な選択肢を選び続けるしかない恐怖(海辺の彼女たち)

          藤元明緒監督「海辺の彼女たち」を観た。 ストーリー技能実習生として、来日した3人のベトナム人女性。搾取されていた職場から抜け出し、違法な手段、ブローカーの紹介で、新たな職に就く。しかし、新たな職場・居住場所も劣悪な環境だった。そんな中、3人の女性のうち一人が体調を崩す。彼女は、日本に入国前に妊娠をしていたことが発覚した。 今、日本社会に存在する課題88分の短い映画なのに、ずっしりと重たい作品だった。 恵まれない母国の経済環境、家族と離れ離れになる寂しさや不安、頼れる人が

          少しでも「まし」な選択肢を選び続けるしかない恐怖(海辺の彼女たち)

          インダストリー4.0のキーワード!(インダストリー4.0の衝撃)

          2015年8月発行「インダストリー4.0の衝撃」を読んだ。 ドイツ初のコンセプト「インダストリー4.0」について理解を深めようと本書を手に取った。 理解を深めるために、本書で学んだインダストリー4.0に関するキーワードを自分なりの言葉でまとめてみた。 スマート工場スマート工場は繋がる工場のこと。 特徴は、中央集権型ではなく、自律分散型の情報の流れだ。モノ同士、システム同士が互いにコミュニケーションを取ることが可能になると、これまでよりも効率的で最適な工場運営が可能にな

          インダストリー4.0のキーワード!(インダストリー4.0の衝撃)

          フォントや色の仕組みを学んだ。(はじめて学ぶデザインの基本)

          小島トシノブ著「はじめて学ぶデザインの基本」を読んだ。 ちょっとしたバナーのデザインや、スライド、パンフレットの作成作業が好きなので、より分かりやすく、伝わりやすく、魅力的なデザインができるようになりたいと思い本書を手に取った。 本書を見て、興味を持ったこと、自分がデザインする時に取り入れたいことをまとめる。 フォントファミリー同じ系列だけれど、太さや重さが違う書体の集まり「ファミリー」。 例えば、 ゴシックMB101L、ゴシックMB101R、ゴシックMB101M、

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