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寒い京都が好き


大学時代4年間京都で一人暮らしをしていました。京都を好きになったきっかけは中学生の修学旅行で初めて訪れてから。嵐山の竹林の道や、龍安寺の石庭、清水寺の舞台等に対して、子供ながらなぜか心打たれたことを覚えています。

社会人になってからも、数ヶ月に一回は用がなくても京都にぶらり散策しています。

最近はコロナ前の活気が戻りつつあり、年中旅行客で賑わっているようで、特に外国人観光客の多さには驚きます。

京都は年中好きですが、特に1〜3月の寒い時期の京都が好きです。

閑散期で人が少ない

嵐山の竹林

京都の1〜3月は割と閑散期です。紅葉も正月も終わって落ち着いてる時期というのはあるかもしれません。学生時代嵐山でカフェのアルバイトをしていたことがありますが、その時期は結構暇でした。いまは昔よりも観光客が多いのかもしれませんが、それでも観光シーズンの暖かい時期に比べると人は少ないです。

人混みが嫌で、ゆっくり観光したい方にはこの時期は特におすすめです。できれば平日に行ければさらに人は少ないでしょう。

ちなみに京都の冬はくそ寒いです(笑)良く言われていることですが、盆地特有の底冷えと呼ばれる寒さがあります。しっかり防寒対策をしましょう。

寒い時期にしか見れない景色がある

仁和寺の五重塔

春の桜や夏の新緑、秋の紅葉はもちろん良いですが、冬の京都もなんとも言えない乙さがあります。例えば、嵐山の渡月橋から見える山々だったり、金閣寺だったり、清水寺だったり。

特に雪が積もった景色は普段とは違う姿を見せてくれます。

観光の合間の銭湯とサウナが最高

これは完全に個人の趣味ですが、京都市街地には意外や意外にも銭湯やサウナが結構点在しています。まあ昔から学生の街でもあるので、そりゃあるかという感じですが。

京都の銭湯も、お寺・神社と同様に歴史ある、そして趣のあるレトロな銭湯が数多くあります。京都銭湯の組合があるくらい京都の銭湯は地元に根付いた京都の文化のひとつといえるでしょう。

午前中から散策してランチのあとにちょっと休憩がてら行ってみたり、散策の最後の締めで夜に行ってみたり。

甲乙つけがたいくらい、どこの銭湯も最高なんですが、個人的によく行くおすすめの銭湯は京都市北区にある船岡温泉。

創業は1923年に温泉旅館の付属浴場として始まっており、100年以上の歴史を持ちながらも外観・内観ともとても綺麗に管理されています。特に露天風呂は銭湯のレベルをゆうに越えてます。

銭湯は年中やってますが、寒い時期の露天風呂やサウナって寒さと温かさのコントラストを肌で感じれるのがなんか好きなんですよね。そういう意味で冬の銭湯・サウナは格別ですし、銭湯からも京の歴史を感じる、これもまた一つの観光と言えます。


やっぱりいいよね、京都って

嵐山の山々

妻からは、京都の何がそんなにいいのと聞かれるんですが、いつも言葉に詰まります。

なんか良い・・・

すごいアバウトになってしまうんですが、なんかいいんですよね(笑)もはや感覚です。もちろん言語化することはできますが、言葉では簡単に表したくない、まあ全部良いわけです。

いつかその明確な答えを探すためにも、これからも京都ぶらりを続けていきたいと思う、今日このごろです。


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