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ここんとこ、なんだかさあ・・・。結構問題山積みだったかも?

もう、ご近所の、とんでもない工学部、自称元大企業取締役の細かいこと攻撃に辟易し(私たちは仲が良いと周りには思われている模様。なぜならあちこちで私のことをあれこれ知っていると吹聴しているらしく。)、若い生徒たちの、わが身を守り、私の見えないところであれこれ起こして勉強サボっている件もあり、親御さんとも連絡を取り、周りの人たちに対して、

おー、結構あれこれやってくれるじゃん!

と呆れさせられている。

結構疲れるねんけども。

なぜならみんな正攻法ではないから、単純思考の私には、どうもついて行けない。

思い余って、自称私の理解者、Kくんを呼び出し、お茶をすることにした。
彼と私は、ジョブズにのところがよく似ている。
彼は私がそう思い、私は性格診断で、ジョブズにになってしまい、私は憤慨した。

あんたと一緒か!?

というわけである。


久しぶりにお向かいのクレープ&アイスクリームのお店に入った。



私は女の子らしく可愛く?イチゴパフェ。

話は深刻である。近くにある進学校に通う彼と、学問とは?学歴とは?という、ある種哲学的な話になる。
今回の私の悩みは、生徒の指導に関わるとはいえ、究極そういうところに行きつく。


彼と私で競い合った問題の解法

解法に気付けば楽しい数学の問題。
大抵、彼と私がどちらが洗練された解き方で、速く解けるか競争している。
私は国語が専門だけど、彼は数学が相当得意。最近は英語にも自信をつけ始めた・・・。
と言いながら、前回の実力テストの数学の点数については、ちょっと喝を入れた。

東大クラスの一員の彼である。
彼は工学部を目指している。
彼に英語と国語はバッチリ鍛えてあげるつもり。
数学は、互いに切磋琢磨することになるだろう。
数学オリンピックに出掛け、学校の中学生向けセミナーでちょっと講師をしたりする彼である。
とはいえ、レールに乗れるタイプではない。
私の方が若干真面目?であるが、とはいえ、私も根は自由人。
だって、性格診断で、ジョブズが出たではないか・・・。
あの日のショックは忘れない。
とはいえ、そう言われてしまえば怖いもの知らずに何でもやれる。
もう優等生はしないでおこう。
だって、自社から追い出されるほどの創業者、ジョブズである。
自伝を読んだが、とんでもない人である。

その彼と、まあ、初夏を思わせるような日に、教室で話すわけにはいかないので、出掛けた。誰がやって来るかわからない。
そう遠くに行くわけにもいかないので、お向かいのパーラーに行った。

でも、彼と話していて、大人なはずの私はあれこれ気付いたことがあった。

彼もよく私のことを誉め言葉として言ってくれるのだけれど、私は自他ともに認める単純である。いや、周りの人にも言われることがあるけれど、よく考えるタイプではある。でも考えるだけの人間なら、今のようなことはしていなかっただろう。

要するに、私があまりに正攻法過ぎる人間なのである。
ここ数日の事件を考えるとそういう結論になる。
私が目の前であれこれやっている。
結構やっているように見える。
自分では手を抜いていると思っているが、おそらく青春に忙しい彼らにとっては手を抜かなければならないこともあるだろうし、必然的にそうなってしまうこともあるだろう。
私だって、高校時代はあれこれあった。
すべてに手を抜かずにやれることなどない。
親はあれこれうるさい。
私がちょっとばかり人の目をかすめるようなこと(時間的な面で。)をしなければならなくなったのは高校時代だったと思う。

中学時代までは全く融通の利かない勉強の仕方をしていた。
定期考査に必死になり、実力がないのではないかと焦り、副教科も手を抜かず、誰にも手伝ってもらわないで頑張っていた。だから当時学んだことは全部習得している。身に着いている。
でも、高校時代は、もう無茶苦茶だった。目の前のことを片付けていても、絶対に間に合わない。

あの頃があったから、その後の大学生活もなんとかなり、融通が利かないと破綻してしまいそうな教員時代を乗り切ることができた。

転勤で引っ越しの荷物を詰めているときも、間に合わなさそうになっても、

高校時代があるから乗り切れる・・・。

と変な慰めになったのは高校時代だった。(笑)

そんな時代を生きている生徒たちに、本当に真面目に時間管理しなさい!という気はない。もちろんない。

が、しかし、親御さんから言われていることをデフォルメして自分に都合のいいように言って、そしたらこちらはそれを信じようというもの。
これは親御さんに何のあるタイプか?と思ってみるが、そのうち、どうも生徒の方の論理矛盾に気付くことになり、ああ、もうこれは一人の力ではどうなるものでもないということになり、とうとう先日は親御さんと連絡を取った。

そうすると、その彼の行状に、出て来るわ出て来るわ状態で、教師何年やってるの!?と自分で自分に呆れた。
勉強もしている様子がなく(それは昨日見せてもらった実力テストの結果から、わかった。徐々に表れている。)、ゲームをやって、ベッドで部屋の電気を付けたまま寝落ちだそうで、彼からは、

親が勉強はいいから、生活態度を改めろって言われて・・・。電気付けたまま寝て怒られて、この間エアコン点けっぱなしで寝たらぶちぎれられました・・・。

と言われたら、

勉強して、寝落ちするくらいに頑張っているんだったら、身体を心配する方が先だし、そこまで言われたらしんどいよなあ・・・。

と思っていたのである。
もちろん前提として、もう勉強していると信じていたからである。

この、前提が、勉強していたのか、ゲームをしていたのか、それとも誰かとやり取りしていたのかでは違う。

そこを省いて伝えるのはちょっとねえ・・・。
若者だからねえ・・・。

という話はもう何十年前に出ていた。

生徒を信じてるやろ?お前は。
生徒は信じたらあかんねんで。生徒は裏切るんやから。

この言葉が何気に脳裏によみがえる。
先輩たちはよく見ておられた。
私などそもそもそこに気付かない。

気付くことができないと、対処ができない。

でも、これって、彼の話から私は若干傷ついていた。
なぜなら、いつの間にか、彼が躾けられていることが、親御さんが、塾に通うことをよく思っていないという話にすり替えていたのである。
親御さんがよく思っていないことを理解してもらえずに通い続けるのは良くない。

それに、彼の論からすると、今いる在塾生の性質から、私がその方法がいいと判断したことについて、お父様が良くないと思っているという話になっていた。
そうではなく、勉強をしもしていないのに(自習もできていないのに。学校の課題もできていないのに?)、塾に行って何をする?ということだったらしい。第一、塾での学習態度も親御さんは把握されていたらしい。
おそらくは彼は親御さんに、塾のせいにしている面もあるだろう。

親御さんも、その生徒さんも、私のことを信頼し、通ってくれているらしい。
昨日は、

もう辞めたら?

と退塾を勧めた方がいいかとまで悩んでいたが、どうもそういう話ではなかった。

私は思う。

結局弱いのだと。
自分の行いについてちゃんと自分で責任をとることができない。
だから、少しずつ逃げているうちに、誰かのことを相当に傷つけているということになる。

自分の不誠実さを隠しているうちに、それを大真面目に受け止める人間がいたとしたら、それは相当に大きなことになる。
そういうのって、結構受験には影響するような気がする。
言語化できないにしても、何となく・・・。

おそらく、相手が仮にその人間よりも幾分か誠実であったなら、自分の不誠実さを隠すために、おそらくは相手の弱点や、盲点を巧妙に突き、真面目な人間なら反省したり、あるいは落ち込んだり、そうかなあ・・・、と思いそうなことを巧みに言うことにより、巧みに自分を庇うことになるのだろう。

ここ数年、そういう仕組みにようやっと気づきだした。
大抵は、やられる方は世間的には強い側。
やるほうは幾分おとなし目に見える。
だから、弱い人というのは強い。
アドラー心理学ではないけれど、弱い人が一番強い。

姑と私もそうである。
でも、何かに強く見えるのは私で、おとなしくて我慢強い人は姑ということになっている。
ハッキリ言わない人というのは、後ろであれこれやる。
絶対に一方被害者側に回る。
そして自分は相手のためにひどい目に遭っていると主張する。
最初はみんなも信じるだろう。
でも、正直それは卑怯なやり口なので、そのためにみんなも相当嫌な目に遭うという経験もしているので、信用をなくす。
だから、いつの間にか気付いている人が多い。

受験もそうである。
卑怯なのは良くない。
卑怯さというのは大事な本番に出る。
演奏だってそうだし、受験だってそうだ。
もし、ある程度うまく乗り切ったとしても、いつか現れてくるだろうし、何より、自分が疚しさをもって生きて行くことになる。

先日から、生徒に必死で面談し、困っていることは何か?と心を寄せていた。
でも、全貌がわかった今、私が結構痛みもし、一生懸命考え、この話がおかしいと気付くまでの労力は半端なかった。
私に労力をかけた分、それは彼自身に返っていく。
そして、大抵そういう場合、ここ一番というときに良くないことになる。
それをどう諭そうか?と今考えている。

私の疲れよりも、仕事を全うするにはどうすれば何とかなるのだろうか?

私は、本人とはいえ、私の仕事を邪魔したら、結構怖いんですけどね!

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