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自分の身体に感謝して生きる

毎朝いつも通りの朝が来て、元気に起きれるのは当たり前だと思いがち。意識していないけど、心臓はずーっとあなたのために動き続けています。自分がこの世で生きているのは、奇跡の連続の上に成り立っている。

毎朝起きる時に、「私の身体、今日も元気に頑張ってくれてありがとう」って自分の身体に意識を向けてみる。それだけで身体の体温がフワっと上がり、心地よい気持ちに包まれます。

腰痛や肩凝りなど、身体の痛みに対しても同じ。痛い箇所って、「ここ治したいな~」「ここさえ痛くなきゃ」「なんとかしてこの痛み取りたいな」と、痛みをなくすことにフォーカスしてしまいがち。痛みを嫌がり、取り去ろうとする前に、まずは、痛い場所を手でそっと触ります。次に、痛みに寄り添ってみる。なんなら「こんにちは。」って話しかけてみる。いつもありがとう、って言ってみる。それだけで痛みがフッとなくなることもあるんです。

ここでちょっと身体の構造的な話も。

痛みが出る箇所が背中側の場合、前かがみな姿勢を取ることが多い今の生活でバランスが崩れた状態。崩れかけたバランスを保とうとして、背中側の筋肉が引っ張り返して、これ以上前に倒れないようにギリギリのところでバランスを保っているのです。

特に身体の前側の筋肉は収縮する力が強く、そして普段から前かがみになりがち。なので、肩凝りや腰痛など、背中側の凝りや痛みを感じる時は、痛い箇所をゴリゴリと揉みたくなるけど、ちょっと待った!

前かがみになって頑張っている前側をそっとさすり、緩めてあげると、あら不思議。背中側の筋肉がひっぱり返さなくなるので、肩こりや腰痛が治るのです。

痛い箇所はついつい強く押したり揉んでしまいがち。でも、痛みは脳にとっては、危険!と判断するので、構えてしまい、余計に筋肉が固くなってしまうことが多い。

身体を整える時に血流や血管、いわゆる血液にばかり注目が向きがちですが、血液よりも量の多い体液が身体の中を流れています。それは筋肉や細胞の周りをひたひたに満たしている間質液。

皮膚表面からそっと全身をさする(なでる)だけでこの間質液が循環し始めて、むくみがあっという間に治ったりします。

そしてフワっと皮膚表面から触れるだけで筋肉って緩むんです。柔らかくなった筋肉は酸素と栄養素をたっぷり含み、老廃物と二酸化炭素を排出します。そうすると、コリも取れるし、もちろんむくみも解消!

さすり方に難しい方法はない。とにかく自分の身体に意識を向けて、ゆっくり優しくなでてみて。気持ちもホッコリ、身体もふわふわ。いいことづくめです。

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