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[出会い] 海で腕を掴まれてキュンとした話。


ビーチへ行くことになったのは私を含め7人。
みんなが揃ったところで、出発!!

8月、南インド東海岸に位置するポンディシェリは晴天続きで、その日も程よく暑かった・・・

朝にビーチに誘われすぐ出発したので
行く先をほとんど把握していませんでしたが、
トゥクトゥクに乗り、バスに乗り、乗り継いでまたバス、最後に船 と案外遠くに行くのね、と思った記憶があります。1時間半くらいかな?

ちなみにその道中でも、私はまだ彼さんと話していません。
でも彼の格好は覚えていて、黒と紫のスカーフを頭に巻き、サングラスをかけ髭を短く生やしていました。

そうしてたどり着いたのがParadise Beach
こりゃまたおめでたい名前です。

白い砂浜のビーチですが、炎天下で砂が熱く
裸足で立ってられない・・・

荷物置いて早速海に入りました。

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それまで私は海で泳いだ経験があまりなく、自信もなかったのですが、
一緒に行ったスペイン人のペペが手を差し出してくれたので
助けてくれるんだ!と思ってその手を握り返したら
まさかの背負い投げ、されました(笑)やめて~~


彼さんとのファーストコンタクトはその後です。


ひとりでふよふよと海水をかき分け漂っていたところ、
数メートル離れた所に彼がいました。

”Where are you from?”
"Japan! Where are you from?"
"Belgium."
"Beijing?"

というのが、初めてのやりとりです。
Beligium(ベルギー)がBeijing(北京)に聞こえてしまうのって、
英語ビギナーあるあるですよねきっと。


私は波がくる度にあっぷあっぷしてしまい、泳げないと彼に言うと、
彼は近くにやって来て、腕に掴まらせてくれました。
そして私を引っ張って行きながら、水の蹴り方を教えてくれました。

その間に何を話したかは、あまり覚えていません。

ただ、しばらく泳いで一息つこうとして
私たちは笑いながら向き合っていたのですが
強めの波がきたので
思わず彼の腕をぎゅっとしたら、
彼も私の腕をぎゅっと握り返してきたのを覚えています。


これは私の悶絶シーントップ5にランクインするであろう出来事です(笑)

もちろんその時は交際に発展するとは思っていませんでしたが、
私の方はほとんど一目惚れでした。

彼の静かな雰囲気や落ち着いた声のトーンに
惹かれたのでしょうね・・・



海から上がった後はみんなで日陰で休憩し
その間も彼としばらく会話をして、WhatsAppのアドレスを交換
会話といっても、私は Betweenという言葉すら使いこなせず
彼に助け船を出してもらってもなお、スムーズなやりとりはできませんでした。


あと苦労したのは名前ですね!
彼の名前の発音が難しすぎて、全く頭に入りませんでした(笑)
彼と一緒にシャワールームへ向かう途中、

「なんだっけこの人の名前・・・」

って思ってました。


ビーチで軽くご飯を食べてから帰路につき、くたくたになってバスに揺られ、ついでにみんなで夕食を食べ、ゲストハウスに戻ってきました。

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↑ その日の夜ご飯。なんだこの激長いチャパティは(笑)誰が頼んだのか、もう覚えてないや・・・



ゲストハウスに戻った後は、他のゲストたちと屋上で団らん。ペペにマテ茶を飲ませてもらったりしてました。
彼さんは屋内の共有スペースににいて、私の友達とジブリの話をして盛り上がっていたようです。

そんなこんなで彼と初めて出会った日は過ぎていきました。

そうそう、彼が頭に巻いていた黒と紫のスカーフは、クロマーといってカンボジアの伝統的なスカーフだそうです。ゲストハウスに戻ってから、彼が同じものを一枚プレゼントしてくれました。

最近彼と思い出話をしていたら、「会って一日目でお気に入りのクロマーをあげるなんて、その時から君のことが好きだったのかもしれない」と言われました。ドヒャーーー


彼は翌日には他の街へ出発することになっていたので、
次の日の早朝、共有スペースで会った時に
Nice to meet you と言って握手を交わし、そこでお別れしました。


その後どうなったの!?というと、なんと、2日後に再会しています(笑)
友達としてですが。


ぜひ一緒に旅気分に浸りながら読んでいただけたら嬉しいです(*゚∀゚*)

これからも、好きなことを気ままにゆる~く、書き続けます。いつも読んでくれてありがとうございます!